人はなぜそんなに他人の事が気になるのか? ~芯のある人が持っている、強さの秘密~
皆さんは何か物を覚えるというと
記憶することだったり暗記することだと思ってませんか?
物を覚えるとは何かを憶えることではありません。
「憶える」とは記憶(暗記)することであり
物覚えなど「覚える」とは記憶することとはまた違うんですね。
では何を覚えるかと言いますと
覚えるというより習得することなんです。
つまり経験を重ねて覚えていくこと。
身につけていくこと(習得)が物を覚えるということなんです。
ですから人に何か覚えてもらおうと
教えることばかり(暗記してもらうことばかり)
必死になって覚えさせようとしていると思いますが
そんな方法だから人はなかなか物を覚えてくれないんです。
学生や子ども、そして人に何か物を覚えてもらいたかったら
経験させて習得させることが肝心なんですね。(身につけてもらう)
何度も失敗を積み重ねても良いので
習慣化してしまう、慣れてもらうようにする。
これが物を覚えるということであり
決して暗記してもらうことではないのだということをぜひ覚えておいてください。
人は暗記では物を覚えられません。(習得できません)
いつも同じことをずっとやっていれば嫌でも自然に身につきます。
(記憶力とは無関係に覚えられる、覚えていく)
だから何度もやって覚えてもらう(慣れてもらう)ようにしないと
頭で記憶して憶えようとしても
そんなことでは何にも覚えられない、身につかないということを
脳の記憶のメカニズムを理解して勉強でも何でも教えてみてくださいね。
決して憶えさせようとしないことです。
憶えさせようとして覚えられないのは当然のことですから。
その子が(その人が)頭が悪い、記憶力が悪いのではありません。
人は憶えてできるようになるのではなく
やってやって覚えていくものですから。
(ただしそれでできるようになるかどうかとはまた別の問題です)
ではどうやったら人に覚えてもらいやすくなるかと言いますと
その事を楽しんで取り組んでもらうことです。
嫌々やったところで何度繰り返しても覚えられるはずがありませんからね。
いかにして楽しんで取り組んでもらえるか。
これこそが教える側の力の見せ所です。(力量が試される)
なかなか覚えられないのは相手の能力の問題だと自分自身でも勘違いしないように
周囲の理解とともに皆で理解を深めながら情報共有し
人間関係の関わりを大切にしてください。