新型コロナ感染症のパンデミックを乗り越えていくために考える、情報整理と自己反省論

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

緊急事態宣言が解除され、再び感染拡大のリバウンドが懸念されてますけども
正直新型コロナウイルスに感染したからといって何なのでしょうか?

毎日何人感染したといちいちいちいち報告してもらわなくても
知りたい人は情報提供サイトなどを用意して
自分で確認できるようにしておけば良いと思うんですね。

別に気の緩みや無防備に警戒を怠っても良いということを言ってるのではなく
基本的な感染対策など実施していれば必要以上に騒ぎ立てる必要はないのに
無症状でも何でも大そうに取り上げ過ぎなんです。
感染したくらいでいちいち大げさに扱いすぎるんです。
感染=重症化や死亡ではありません。

確かに世界規模での感染状況やコロナ禍というパンデミックの状況を鑑みると
一切気にせずに見過ごすわけにはいかない問題ではあるかもしれませんが
世界は私たち人間の都合に合わせて動いてるのではありませんし
こうして時代は私たちのわからない作用によって変化し、進んでいくのです。

医療の逼迫や重症化した場合に大きな問題になるのであって
感染したからといって無症状であることも多いわけで
感染者数の数字それだけを見て勝手に脅威に感じているだけではないでしょうか?

確かに重症化したり有名人の死の影響だったり
直接死に至るような事例になれば脅威には違いありませんが
それは何も新型コロナのパンデミックに限った話ではありません。

無症状なんていえば、例えば花粉症と変わりないわけで
倦怠感など後遺症のことがよく言われますけども
花粉症でもひどい症状の場合は新型コロナの後遺症より重い症状であることも現実にあります。

花粉症による倦怠感やくしゃみなどによる発熱のしんどさ(体の怠さ)
鼻水による肌のただれや目のかゆみによる目の粘膜(眼球)へのダメージがどれほどのものか
経験した人ならそのつらさがわかるはずです。

もし花粉症で仕事や学校を休むなんて言ったらどう思われるでしょうか?
新型コロナの無症状より身体症状としては重症なのにですよ?

それなのに新型コロナは無症状でも感染したというだけで
どうして緊急事態宣言だったり自粛警察など誹謗中傷の差別だったり
大そうに扱われるのでしょうか?

もちろん花粉症は感染症ではないという意味で扱いに違いがあることはわかりますが
ここでは感染症かどうかとは別に
新型コロナは無症状でも大ごとに扱われるのに、花粉症の重症の場合は扱いが違うということ。

そしたら花粉症でもいちいち発症者数を毎日報告するのでしょうか?
新型コロナの感染者数でも同じだと思うんですね。
インフルエンザでもそうです。(感染したらいちいち報告・発表しますか?)

パンデミックの世情だからということはわかります。

それともう一つ考えてみたいのが(むしろこちらのほうが重要?)
こういった発言は私だからまだ自由に発言させていただけるのであって
例えば同じような内容を医師や医療関係者(医学会)の立場から発言したとしたら
非難や批判、大炎上のバッシングを受けることは容易に想像できると思います。

つまり人は立場によって自由に発言できない(許されない)ということが言えると思います。
これは本人の意思がどうあるかに関わらず、発言の自由が無意識の圧力によって制限されているということ。

例えばもし新型コロナがそれほど脅威ではなかったとしても
医師の立場としてはそこまで気をつける必要はないですよなどとは言えませんし
やはり感染しないよう注意喚起する発言に偏ってしまうのではないでしょうか?
それが自然なわけですね。

でしたらどうしても話を突き詰めて情報を発信(発言)するので
本来はそこまで大したことでないようなことでも
まるで大ごとのように社会に伝えなければならず
結局社会も情報に振り回され混乱し、大ごとのように受け止めてしまうわけです。

そうして不安を増幅された人の心理は自粛警察だったり同調圧力だったり
自ら社会不安を広げてしまうわけですね。

これも人の心理なので仕方のないことですが(自然である)
私はコロナ禍に対してのみ言及しているのではなく
私たちの生き方や人間関係についても振り返ってみて
情報に翻弄されたり何でもすぐ炎上したりする無意識の圧力などについてもよく考えて
学びを大切に生きていかなければならないと考えます。

誹謗中傷やいじめでもそうですが、人を責めるのは簡単で
肝心なのは自分自身の学びや心の中にあるのではないかということを
皆様にもぜひじっくり考えていただきたいと思います。
私も反省しながら皆様と一緒に考えて取り組んでいきたいと思います。

今回私の感想やまとめとして
この社会は様々な面で厳しすぎるのではないか?ということを言いたかったのかもしれません。
同調圧力などのプレッシャー、不寛容、誹謗中傷や何でもすぐに炎上する風潮について
自由が制限され個人が叩かれ(潰され)生きづらさを感じながら精神的に追い込まれていくような
悲しい社会になってないか?ということでしょうか。

まず自分が気づき、学んでいくこと。

これからのSDGsが目指す社会(課題や取り組み)を考えていくことと同様に
この社会のあり方について考えていきたいものですね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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