人の思いが人を動かす ~後手であったとしても緊急事態宣言は発令された~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

新型コロナの2度めの緊急事態宣言の発令時を振り返ってみてください。

緊急事態宣言について、当初政府はどのような姿勢だったでしょうか?
発令に前向きではなかったではないでしょうか?

しかし世論に押されてやむなく、ようやく重い腰を上げたわけです。

最初はいくら医療関係者や世論が催促してもなかなか動こうとせず
日に日に感染者数が増大してからようやく動き始め
宣言の発令に至ったわけですね。

国民への負担、そして経済への打撃など宣言発令による様々な懸念から
なかなか発令に踏み切れずに後手に回ってしまった心情はわかりますが
この対応が逆に政府への不信に繋がり、支持率の下落へと繋がったわけです。

私は今回政府の取った対応の話をしたいのではなく
皆さんここで考えていただきたいのが
人はいくら強固な信念や意志を持っていたとしても(そして貫こうとしても)
何らかの影響や外からの圧力によって結果は覆ってしまうということです。

自分の意思とは無関係に流されてしまうということですね。

これはつまりどういうことかと言いますと
人は自分で決めたこと(意思決定)よりも
周りから受ける影響の圧力によって進む方向が変わってしまうということです。

ただし良いようにも悪いようにも流されますので
全てが全て悪影響しかないということではありません。
(時には背中を押してもらえたり、圧力に押されて屈してしまったり)

そして今回私が言いたかった肝心なことは
緊急事態宣言での政府の対応のように
一見何を言っても通じない、言っても無駄だと思うようなことでも
まずは声を上げることによって、言い続ける(訴え続ける)ことによって
ついには相手を動かしてしまうこともできるということです。

しかし何を言ってもいい、同じことを言い続ければいいということではなく
相手を動かそう、動いてもらおうとする努力は必要です。

だからこそ諦めずに努力し、取り組み続けることは大事なんですね。

声を上げること、伝え続けること。
一人で動かすことはなかなか難しいですが
そうして影響力という流れを変えていくことが出来たら
やがては今まで動かなかったものでも動かすことができると信じて
自分自身が抱える悩みや問題についても諦めることなく取り組んでいきましょう。

そのためにはまず声を上げること。
第一歩を踏み出すことではないでしょうか?

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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