人の持つ心の強さとは ~マイケルのようなパワー溢れる人でも心は簡単に傷ついてしまう~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

マイケル・ジャクソン。

マイケルの音楽には人を動かすパワーがある。
エネルギー(生命力)に満ち溢れてるんですね。

彼の音楽を耳にすると、じっとしていることが難しく
体が自然に動き出したくなりますし
実際動かずにはいられないという方も多いのではないでしょうか?

それくらいマイケルの音楽には人を突き動かすパワーがありますし
聴いてるだけで活力が湧いてきますが
そんなマイケルも不眠症や精神的に追い詰められ
やがてはメンタルを病んでしまうようになりました。

富も名声も手に入れ、何も恐れることなくパワーに満ち溢れたように見えるマイケルですら
自分で自分の心を支えきれなかったのです。

マイケルもそうであったように、どんな人物であっても
やはり人の心とは弱いものだということです。
(マイケルが弱い人ということではありません)

しかし人の心は弱くても、やはり支えになったり力を与えてくれるのは
自分以外の他の人の存在であり
マイケルの音楽も同じように私たちを励ましてくれるのではないでしょうか?

人の心とはちょっとしたことですぐ挫けてしまいます。

そんな弱い心にあって
私が唯一強くいられる人の心というのが(人の心で強いと言えるものは)
「許す力・許せる力」だと思うんですね。

人の心で自分の意志や信念なんてものがありますが
意志や信念なんてものは周りの状況や環境によって脆くも崩れてしまいますし
とても貫けるものではありません。

いくら強く持とうと思っても
それこそ自分の力だけではどうにもならないものなんですね。

しかし許す力や許せる力というのは
自分の心次第で強く持つことが出来る唯一のものだと思うんです。
自分の力だけで苦難を乗り越えられるような心の強さだと思うんです。

何度も言いますように、意志や信念といった心は外部の力に屈してしまいますし
マイケルのようなパワーのある人でもそれだけでは自分のメンタルは耐えられません。

ところが許す力といったものは、外部の力に屈することはなく
純粋に自分の心の強さが試されるものではないでしょうか?
私はそう思います。

ですから本当に心の強い人というのは
外部の圧力の影響を受けてしまう意志の強さや信念を貫き通す強さなのではなく
自分の中にある弱い心に打ち勝つ力(自分との闘い)である
許すという心の強さを持つ人だと思うんですね。

いかにして自分自身の弱い心に打ち勝つかは
許すという力を持ってこそ自分自身に打ち勝つことが出来ると思うんです。

皆様はどのようにお考えでしょうか?

苦しみや受難があったとしても
それらの苦しみを乗り越えていくためには自分自身に打ち勝つことであり
そのための武器が許すという力なのだと私は思います。

あなたは自分の嫌な思いや体験をしても許せることができますか?
自分を苦しめる外部からの圧力(抗えない苦しみ)を許すことができますか?

ぜひ強い心を身につけたいものです。

そして最後に書いてて気付いたのですが
人の心で力強い心に、「認める勇気」というのもまた心の強さと言えるのかもしれません。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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