1分でわかる、精神的苦痛からの解消法 ~悩みという時間の概念~
人は割引、タイムセール、その日限定と聞くと
どうしても興味をそそられるわけです。
一体何事かと思い、今しかない、チャンスを逃すまいと
常に目を光らせています。
ですから安いと聞くとそれが必要のない物でも
つい確保・保有するために購入してしまうんですね。
購入してからのことなんて考えてません。
いわゆる衝動買いと言われる行動ですが
同じように何かが品薄だと聞いた場合でも
危機意識や不安の解消から確保・保有するための行動に走るのです。
それが本当に必要あるかどうかは関係ありません。
このように人の行動(言動)とは周りの状況や
その影響を受けたことによる自分自身の心理状態がそうさせてしまうんですね。
自分では考えて判断しているつもりでも
実際は考えもなしに行動してしまうのです。
これは災害時に取る行動にも同じことが言えます。
人はパニックだったり興奮・緊張状態に置かれると
自分では冷静にしっかり考えて行動してるようでも
無意識に状況に流されて行動してるんですね。
ですから普段の行動でも
自分の(その時の)心理状態によって流されてそうさせられているのではないか?
つまり自分の意志ではないのかも知れないと心得ておく必要があるでしょう。
もちろん自分だけでなく他の人にも同じことが言えるわけです。
皆自分の意志で行動しているわけではないのではないか?ということ。
考えて行動しているようでも実はそうではなく
何かにそうさせられてそうしているのだと考えると
その人の言動にいちいち腹を立てることもなくなります。
その時の状況や心理状態から来る影響がそうさせているだけなのですから。
そこに本人の意志や悪意といった意図はないんですね。
もちろん性格の問題でもなければ、どちらかと言えば性質の問題でしょうか。
何らかの影響や刺激を受けたときに
その人はこういう行動を取る(取ってしまう)ってだけのこと。
このように考えると不必要に人を責める必要もなくなるでしょう。
また、怒りを覚える必要もありません。
だって本人も自分ではわかってないまま(気づかぬまま)
そういう行動をしているのですから。
わかってない気づいてないのであれば
ただ丁寧に教えてあげれば良いんですね。
もちろん教えたところで本人は自分の意志で行動してると思ってますから
いくら丁寧にどんな言い方をしても通じないことのほうが多いですけどね。
しかしそれは自分も相手も皆同じなのです。
このことだけはしっかり心得ておいて、忘れないようにしたいものです。