自閉症などの障害者はどうしてアーティスト(芸術家や表現者など)が多いのか?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:自閉症の心理学・広汎性発達障害

自閉症や発達障害のある方は
他人とのコミュニケーションが苦手とされています。

必ずしも本人に苦手意識があるわけではないですが
自分の考えや思いを上手く伝えられないんですね。
本人は普通に伝えてるつもりでも、相手にはしっかり伝わってないことが多いのです。

ですから本人はそんなつもりはなくても
無意識に相手を傷つけるような言葉を言ったりしてしまうんですね。

しかし本人に悪気はなく、これが至って自然なコミュニケーションなんです。

ただそうは言っても相手は理解してくれませんし
誤解であることを一生懸命伝えようとしても
コミュニケーションが苦手なのでやはり上手く伝わりません。

そして人から嫌われてしまい
本人もその内誰とも関わろうとしなくなり(誰も理解してくれないために)
ついには心を閉ざしてしまうようになる。

これが私の言う自閉症なんです。(自分の内に閉じこもる。心を閉ざす)

コミュニケーションのやり取りは出来ても
自分の思うように相手には伝わらず
そのことで自分も他人も傷つくのが嫌ですから
何か違う方法で自分を表現しようとするわけですね。

言葉では上手く伝えられない(伝わらない)ために
言葉以外で自分を表現する方法として
芸術を通して表現する(芸術の道を選ぶ)人が多いのではないでしょうか?

音楽や絵画、作家に映像作品など
アートが自分の心の感情表現(表現方法)になるわけです。

人は言葉で言ってもなかなか理解してくれず
いくら言っても通じない人には通じませんから
そしたら何か違う方法で表現するしかありません。

だって誤解を招いてお互い傷つくのは嫌ですから。

発達障害には口の悪さ(汚い言葉遣い)もありますので
本人に一切悪意はなくても
相手に威圧感やプレッシャーを与えることにもなり
これが障害の理解を妨げる要因にもなってしまいます。

ですので人の言ってることや見た目だけで判断しないようにしないと
(そのまま真に受けてしまわないようにしないと)
なかなか理解や意思疎通というものは難しいと思います。
人間関係を上手く構築できないため周囲から孤立してしまうのです。

自閉症や発達障害への理解についてはまだまだこれからもお話させていただきますので
関心や機会があれば気軽にご連絡くださいね。
一緒に理解の輪を広げていきましょう。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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