無意識に隠された意外なイライラの原因 ~イライラの原因は人のせいや感情的なことだけではなかった~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

人は何かイライラしているとき
たいていは誰か相手の態度や反応に対してだったり
焦りや緊張感、思い通りに上手く行かないなど
およそ心理的に、感情的にイライラしているのだと思われてないでしょうか?

もちろん心理的な要素が大きいのですが
実は人がイライラしてしまうのは心理的にというよりも
ホルモンバランスの乱れなど、身体面に起こっている体の機能(その働き)からくるものなんですね。

心理的にも身体的にもどちらも相互に作用してイライラしてしまうのです。(イライラ状態になる)
決して心理的に、感情的なことだけでイライラしているわけではありません。

このように体の中では様々な変化が常に繰り返されており
ストレスホルモンなどの影響が心理面にも及ぶために
結局感情的にもイライラ状態になるわけですね。

ちょうど更年期や妊娠・出産時期というのはホルモンバランスが乱れやすく
本来はそんなに大したことではないようなシーンでも
ついイライラしてしまうことがよく言われています。

そうなんです。
これも自分の感情的に、虫の居所が悪いからイライラしてるというより
やはり身体的な体の中で起きている働き(変化)がそうさせてしまうことがおわかりいただけましたでしょうか?

同じ出来事であってもイライラしてしまうときがあったり
調子や気分の良いときは穏やかでいられることもあるでしょう。

ですから自分のイライラは他者(出来事や事象)がそうさせているのではなく
自分の体の中の状態によって(その影響を受けて)イライラするかどうかも変化するのだということを
ぜひ覚えておいていただきたいのです。

ではこの事実を認識した上で、イライラするのは人のせいではない
体がそうさせているのだと客観的に、冷静に受け止めてみてください。

もちろんキッカケやその要素は他者にあるのかもしれませんが
全部が全部そうではない。
同じことでもイライラするときもあればイライラしないときもあり
自分の中の体の中の変化がイライラ状態となって現れているのだということを改めて認識し
これは人がさせているのではなく体がそうさせているのではないか?と
自分のイライラを客観的に分析し、コントロールしてみるのも良いかも知れませんね。
(アンガーマネジメントの一つです)

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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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