人は支え合って生きていく生き物 ~信じる勇気と信じる心を育んでいこう~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

例えば私は基本的には人間不信ですが
このように何らかの恐怖症や依存症を抱えていると
社会で生きていくのに不便ですし
生活に支障をきたすケースも多く出てきます。

そこで大切なのがその対処法です。

まずは自分自身のことをよく知らないと対処のしようがありませんし
なぜそのような症状を抱えているのか
そしてまた抱えてしまうのかを知らなければなりません。

私の場合は人間不信ですから
人を信じられなくなる人間不信になる要素は数多くあります。

対処法としては人を信じないということでしょうか。

人を信じないと言うと
言葉の響きで悪いように思われるかもしれませんが
心を委ねないと言いますか、信頼しきらないと言いますか
完全に相手を信用してしまわないという意味で
誰でも何でも疑うという意味ではありません。

人を疑うのではなく、信じ切ってしまわないというだけのことですね。

信じないだけであって
別に疑いをかけるわけではありません。
(疑いもしなければ信じもしない)

人を信じないとは言っていますが
必ずしも絶対に人を信じないわけではなく
実は基本的には人を信じているのです。

私の場合は特にカウンセリングなんかがそうですが
まずはクライエント様のことを信じなければ何も始まりませんし
カウンセリング自体何も進展しないんですね。

この人嘘を付いてるんじゃないだろうか?
きっと私を騙すつもりだなと常に疑ってみてください。
カウンセリングが成り立たないのがおわかりでしょうか?

だからこそ、カウンセラーはクライエント様を信用しているからこそ
自分都合や気分次第で振り回されると大変傷つきますし
実際そういうクライエント様も多いというのも事実ですから
心理カウンセラーというのはよほどメンタルが強くないと本当にやっていけないのですね。

人の力になりたいからと、善意だけでカウンセリング業に就業したとしても
潰れていくカウンセラーも多いというのはうなずけます。

私自身も心が折れそうなことがどれだけあるでしょうか。

人の苦労を担うというのはそれほど大変なことなのです。
安易に自分の思いだけでカウンセラーになることはおすすめできません。
(スーパーバイザーと言われるように、カウンセラーが他のカウンセラーを支えるという業態もあるわけです)

話はそれてしまいましたが
このように人は自分を自分一人で全部支えられるわけではないですから
何らかの恐怖症や依存症を抱えていたとしても
全部自分で背負い込もうとするのではなく
その負担を他の人と共有し、分散(分担)させる必要があるんですね。

自分ひとりの力で何でも解決することがいかに困難であるかが
おわかりいただけましたでしょうか?

一見強そうに見える人でも全部自分ひとりの力で生きているのではありません。

自分は他の人と比べて弱いからと言って
何も怖気づく必要はないのです。

人はみな弱い。
弱い心を皆で支え合って生きていることを知れば
あなたもまた誰かを支えてあげる力になれることをぜひ知ってくださいね。

私も皆様のメンタルをサポートさせていただきますので
皆様も私を支えてくださいますようよろしくお願いいたします。

そうしてお互い心の助け合い、支え合いによって出来た心のつながりこそ
人を信じる心なのだと私は思います。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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