欲望と好奇心の違いを知って誘惑に負けないメンタルトレーニングを

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

この世の中には自分を誘惑してくるものがたくさんあります。

そんな誘惑に振り回されないために
少しでも興味や関心を引くものを減らしたいものですが
人に欲望というものがある限りはどうしても避けることは出来ません。

欲望にしてもそうですが
欲望という言葉を言い換えてみれば
好奇心とも言えるわけですね。

人は人である限り、どちらも理性で抑えられるものではありません。

しかし欲望は自分の満たされない思いを満たしてくれるもの。
そして好奇心は自分を納得させるための探究、追求心とも言えます。

やはりどちらも同じ性質を持ってますから
その違いについてはっきりさせることは難しいですが
欲望は食欲のように、生体的なものだと言えるかもしれません。

一方好奇心は人類の発展につながるような
人が成長していくためには欠かせない要素ではないでしょうか?

では自分を誘惑してくるものに対しては
欲望に振り回されるよりも
好奇心によって自ら関心を寄せるように向き合ってみるんですね。

なぜ自分はそんなにそのことに(対象に)興味を惹かれるのか?
対象をものにではなく、自分自身に興味・関心を向けるのです。

欲望はいつまでも振り回されるだけで限がありませんが
好奇心は理屈や原理が解明されると(自分に納得がいくと)
それで満足してそれ以降は関心をそらすことが出来るのです。

もちろん追究していけば成長、発展につなげることも出来ます。

依存症もその線引きは難しいところですが
いくら抜け出そうと思っても生理的な欲求はどうしてもコントロールすることは難しく
興味や関心なら納得さえしてしまえば依存してしまわなくても済むようになります。

ですからまずは何でも自分に関心を向けること。

相手やものをコントロールしようとするのではなく
自分自身に好奇心を向けるのです。

よく人は変えられないが自分は変えることが出来ると言われますし
人のせいにして問題は解決しないとも言われるのは
対象を自分ではなく相手やものに向けているからではないでしょうか?

だからいつまで経っても周りに振り回されてしまうことになる。
つまり欲望や誘惑に負けてしまっているのです。

自分を誘惑してくる(惑わせる)ものだったり
問題や原因を誰か人のせいにするのではなく
何でもまずは自分自身に目を向けてみると
困難なことがあっても乗り越えていけるのかもしれませんね。

当ルームでは自分自身と上手く向き合っていくためのメンタルトレーニングも実施していますので
こだわりや執着が捨てられないという方は
どうぞお気軽にご相談くださいませ。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

宮本章太郎プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼