人の善意に頼った募金活動ではお金は集まらない ~クラウドファンディングを参考に投資を呼びかけよう~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

募金の精神は素晴らしい精神だと思います。

人々の助け合い、支え合いの精神ですから
今後もずっと続けていきたいものですね。

しかし今の時代、今どきだからか
ただ街頭に立って呼びかけたり
人々の善意に任せるだけでは誰も募金はしてくれません。

例えばポイント還元付きだったり何か返礼品がもらえるような
特典付きの募金でなければなかなか思うように募金も集まらないんですね。
昔のようにただ呼びかけて待っているだけでは募金をしてくれないのです。

今流行りである「クラウドファンディング」なんかが良い例でしょう。

クラウドファンディングも基本的には募金の形態で成り立っていて
ある目的のために世の中に呼びかけてお金を集めるシステムです。

クラウドファンディングでは返礼品といった特典があり
投資した人にとって何らかのメリットがあるわけですね。
人の善意に訴えかけて(善意のみによって)投資(募金)を呼びかけても
そこまでお金は集まらないでしょう。

ですから現在の募金の形態も
人の善意に任せた頼り切ってしまう募金ではなく
投資の形態を取って募金を呼びかければ
想像以上にお金が集まるはずです。

ちょうど「ふるさと納税」なんかも良い例ですね。

人は自分の善意だけで、自分にとって何のメリットにもならない行為を
自ら好き好んで積極的に取り組もうとはしません。

現在の募金の精神でも、自分の行いが他の人のためになるからという
自分自身への精神的なメリットがあるからこそ活動に参加するのではないでしょうか。

ただお金に困っているからお金をください、恵んでくださいと呼びかけても
何であなたにあげなきゃいけないの?となってしまいますよね。

ですがそこに何らかのメリットが発生すればこそ
よしあなたに差し上げましょうとそこにお金を投資するわけです。

これからの時代は募金活動も投資の精神(心理)を利用して
世の中に積極的に呼びかけてみてはいかがでしょうか?

だからこそ今のこの時代は
クラウドファンディングなるものが流行っているのかもしれませんね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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