社会は病気や障害のすべてを理解しなければいけないのか?

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

病気や障害などに対する社会の理解は大切ですが
私は理解してくれる人だけしてくれたらそれで良いのではないかとも考えます。

何でもかんでも社会に(すべての人に)理解してもらおうなんていうのは
いくら何でも虫のいい話ではないでしょうか?

もし私なら、何か病気や障害を抱えていたとしても
あらゆる人に理解してほしいだなんて思いません。
理解してくれる人にだけ理解していただければそれで十分でございます。

そしたら自分は他の人のそういった苦しみをすべて理解してあげられるでしょうか?
自分とは価値観の違う人の価値観を、すべて寛大な心で受け入れられますか?

最初にも申しましたように
それでも理解が広がるように努力することは大切ですし
また、社会も理解を示す必要はあるでしょう。

しかし理解してくれないからと社会に全て責任を押し付けるのではなく
たとえ理解をしてくれなくても、理解をしてくれる人は必ず居ますから
そういう人たちに感謝をして、協力を仰げば良いのではないかと私は思うんですね。

何もあらゆる人間や社会に対して理解を求める必要はないのです。

自分もそうではないですか。
他人の苦しみのすべてを理解することなんてできないのですから。

理解してくれる人が理解してくれたらそれで良い。
そして理解をしてくれることに感謝をし
理解の輪を広げていくこと。
少しずつ社会に浸透させていくこと。

誰も自分のことを理解してくれない。

これは渇望と言って自分の中にある苦しみの一つなのです。

自分は何か他人に理解してもらおうと努力はしましたか?
何の努力もせず、ただ理解だけしてほしいと切望してはいませんか?
まずここの原点(出発点)を忘れてはいけないのです。

これが人間の心理ですから悪いということではありませんが
考え方の良し悪しではなく、まずは物事の本質に“気づく”ということが必要なんですね。
問題を社会や他人のせいにしてばかりいるのではなく
まずは自分の問題に気づいて対処していく。

もし社会が自分の苦しみを理解してくれなくても
これが本当に問題解決に繋がる道筋になるのだと私は考えます。

当ルームでは心理カウンセリングを通して
このような“気づき”のサポートと真に問題解決に繋がるお手伝いをさせていただきます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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