もしかしてスマホ依存症?それでもながら運転をやめられないワケ ~問題の当事者は何が問題なのかに気づきにくい~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

ながら運転(作業)がどうのと言うより、何をするにもスマホを手にしてないと気が済まないのでしょうか。
スマホから手が離せない。
これはもはや病気の依存症です。

四六時中スマホが手元にある。
それどころかいつも手に握りしめている。
そんな不安定な状態のまま他の作業をしようというんですから
まさか曲芸師の世界チャンピオンでもあるまいし、自分がどれだけ器用だと思っているのでしょうか?

認知症でもそうですが、自覚が足りないのは病気なのです。
(認知症の人が自覚が足りないということを言ってるのではありません)

事故を起こさない自信があるとかそういう問題ではなく
完全なる不注意な状況を(つまり落ち度を)自ら作り上げてるんですね。
つまり事故を起こそうとして故意に、意図的に事故を起こしているのだと言わざるを得ません。

ながら運転は法律でどうのと言うより
そうすることでどうなるのか先のことを考えられない、危険予測能力が欠如している状態ですので
起こるべくして起きている事故(事件)だと言えるでしょう。
同じ不注意の事故でもアクセルとブレーキの踏み間違いよりタチが悪いんですね。

ながら運転が危ないことくらいちょっと考えたらわかるようなものです。
誰かに言われなければわからないことでもないでしょうに
やめようともしないし気をつけようともしない。
まるで他人事です。

これは人に言われるのではなく自分で気づかなければなかなか直りませんが
そもそも病気や依存症なら自分の力で気づくことが難しく
人に言われてうるさいなぁと感情的になってしまうだけなのが難しい問題です。

きっとこの記事を読んで反感を買ったという人も多いのではないでしょうか?

まさしくそこが依存症(病気)の恐ろしいところなんですね。
自分が当事者本人だからこそ言われてカチンと来るのです。

本来はカチンと来る問題ではなく気をつけなければならない問題なのに
何でお前にそんなこと言われなければならないんだと激昂してしまうのです。

それで事件や事故を起こしてしまうのは自分なのに
それが問題だということがわかっていません。(気づけない)
つまり問題や論点を無意識にすり替えて、本来向き合わなければならない問題をなかったことにしようとする。

これは人間心理の防衛反応から起こる自衛手段なのです。
感情的になってしまうのは自然な人間の心理ですから、何も悪いということではありません。

だからこそ自分が冷静な判断を欠いてることに気づいて
考え方や問題との向き合い方を軌道修正していけば
今後の自分の人生の歩み方にもきっと変化が見られることでしょう。

今の自分は昔の自分とは違う。
そう実感するためにも、物事を客観的に捉えられる能力を
心理カウンセリングで私と一緒に身につけていきましょう。

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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