人は自分の力量で物事を判断してしまう ~自分の想像外(無意識)に気づき、認めることの重要性~

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

人は自分の力量を基準に物事を見てしまう(計ってしまう)ものです。

自分がここまでできるのだから他の人もここまでできるだろう、それくらいできるだろうと
自分基準で物事を判断してしまいます。

それが良い悪いということではなく
そういうものであるというお話です。

できても自分の想像できる範囲とでも言いましょうか
人の想像や発想には限度があり、自分の力量によってここまでという基準は変わってきますし
自分の想像や力量を超えた事象が起こると
信じられない出来事としてただただ驚嘆するだけになってしまいます。

例えば何らかの自然現象でも、こんなもの(重い物)が動くはずがない、浮き上がるはずがないと思っていたら
自然現象はあっさり動かしてみせるもんですから
それは自分の力量からは考えられない(想像できない)出来事として
自然の恐ろしさに畏敬の念だったり畏怖を感じてしまうんですね。
(人は通常、山が動いたり崩れて形が変わるなんて思っていない。自分にはそんなことは不可能だから)

自然現象じゃなくても相手が人でも何事に対しても
そうなる、そのようにできる、できないという手前勝手な判断基準は
自分の力量を元に計ったものでしかありません。

そんなことできるかできないかは、自分の想像できる範囲で収まることではないのです。
必ず自分の想像を超えた出来事(事象)がいとも簡単に起こってしまうのですから
自分の思い込みだけでどうしてそうなるんだ、何でそんなこともできないんだと決めつけず
世の中には自分のわからないことがまだまだたくさんあるのだと思って
ここまでしたんだから安全だろうとか完璧だろうと思い込まないことです。
(やった気になって安心しない)

自分のできることなんていかほどのものでしょうか?

そんな自分基準のものの考え方捉え方で物事を見てしまっていることに気づき
多種多様な価値観があることを認め、尊重し
自分の価値観を押し付けたり判断してしまわないように気をつけましょう。

とにかくどんなことでも
“気づく”ということが問題解決のカギになりますよ。

心理カウンセリングではこの“気づく”ということに重要な意義があると認識されてますので
当ルームでも力を入れて取り組んでいますから
一緒に気づくということの重要さに気づいていきましょう。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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