人の失言ってそんなに気になりますか？　～自分の中に潜む鬼や悪魔に気づく～

人は言い間違いや、言ってからやっぱり違うなと自分で思う事があります。

それなのに人が言ったらその言葉だけを取り上げて評価するのはどうかと思いますし
相手の言い訳や弁明を聞き入れず、いちいち人の失言を突いていつまでも許せなければ
結局しんどいのは自分です。

名誉毀損や侮辱、あるいは差別的な暴言を自分に直接浴びせられたならまだしも
人がああ言ったこう言ったなんて失言の、何がそんなに気になるのでしょうか？
果たしてそんなに目くじら立てて憎むような事？

人の失言や発言がそんなに気になりますか？
私はちっとも気になりません。
というより気にしません。

騒がしくてうるさいからその事が気になるだけで
何でそんなに騒いでるのかわからないのです。
人の事なんてどうでもいいですから。

そんな事でいちいち構ってたらしんどいですよ？

それでも放っとけないですか？
それとも直接危害でも加えられましたか？

特にメディアなんか騒ぎ過ぎなんです。

何でその事をいつまでも言ってないといけないのか。

よくよく考えたらそう大そうな事でもないのに
一緒になって構い始めるから気になるんですね。
たとえ大ごとだったとしても、それが直接何か自分に危害が及ぶわけでもなければ
人が失言したって放っとけばいいんです。

それが出来ないのは自分に何か、他の事で欲求不満があるのかもしれません。
だから他人の失敗を突かずにはいられないのです。

別に相手が大臣だろうと誰であろうと、他人がちょっと言った事なんて気にしなければいい。
自分の生活の中でその事（失言）自体が直接関係ないんですから。

何でも直ぐに人を攻撃したがるのは悪い癖です。
それを人は自分では気づいていません。
自分は正義のもとに自分の中のヒーローを気取っているのです。
それが悪口や陰口といった、他人からしたら単なる悪態だったとしても。

自分の中の正義がある限り、人は自分の中の悪には気づけません。

その一つが今回お話したような他人の失言や失態に対する攻撃です。

メディアも正義を気取って失言者を悪者に仕立て上げ
それを大きく取り上げればヒーロー気分間違いないでしょう。

皆さんもそんなメディアのヒーローごっこと一緒になっていませんか？
上手く乗せられていつの間にか自分が偽善者になってる事に気づいていますか？

人が大きく騒いでたって放っとけばいい。
他人を攻撃してる暇があれば、自分のやるべき事に集中して一生懸命やってればいい。

もし自分とは縁のない他人の何かが許せないなら、自分の中の“悪”を疑ってみてください。

もしかしたら相手が悪いのではなく、正義という仮面をかぶった自分が鬼や悪魔になってるのかもしれませんよ？