心理カウンセリングでは“気づき”が大事だと言われるが、人は“気づく”とどうなるのか?

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

私はよく、皆さんは気づいてない(そういう世界に生きている)と言ってますが
気づいてないと簡単に言っても私の言う気づいてないというのは
単にわかってないという意味での気づいてないのとは次元が違います。

気づく気づかないは、わかってるわかってないとは違うのです。

例えば皆さんは字(文字)は何だと思ってるでしょうか?
字ってどういうものだと思いますか?

きっと皆さんは読むものだと思ってらっしゃるかもしれませんが
そもそも字は読むものではなく、意味を持った“形”なんですね。

ただその意味の詳細まではわからないだけで、その一つ一つにちゃんと意味があるのですから。
私たちはただそれを文字として読んでるだけ。
(意味の成り立ちを形として形成されたものが字。つまり字とは読むものではない)
<形=字>を読んでるだけなのに、それをそのまま字は読むものだと思い込んでるのです。

しかしそうではなく、字そのものはあくまで“形”であり
読むのが字なのではありません。(読むのは文章)

別に解釈や表現の違いなだけで、字は読むものと言っても間違いではありませんが
私がいつも言ってるのは当たり前が当たり前過ぎて、常識が常識過ぎて
そういう物事の本質や根源的な部分までは私たちの意識には上ってない
上ってないだけであるんだけども、それを私は気づいてないと言ってるのです。

少し混乱して話が難しいかもしれませんが
例え自分では何か物事の深い真理に気づけたとしても
その程度ではまだまだ何も気づけてない、そういう世界に私たちは生きているのです。

ですから気づくというのは単に何かがわかる事ではなく
言葉で表現すれば目覚めるとか覚醒と言った方が近いかもしれませんね。
例えばこれを仏教で言うと、目覚めた人をブッダと言うように。

さて、ここまでで気づくという事が並大抵の事ではない事がおわかり頂けましたでしょうか?

物事を追究したり思想を深めていくとどこまでも尽きる事はありませんが
それこそ飽くなき探究心で人生の気づきを深めていくと
いつしか私たちもブッダとして目覚める時が来るのかもしれません。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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