心理カウンセリングによくある、対応に困るお問い合わせ

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理カウンセリングについて

心理カウンセリングでは、電話やメールでのお問い合わせの段階から
いきなり相談やアドバイスを求められる事はよくありますが
これは医療で言えばいきなり医師に自分の症状を説明し、今すぐ何とかしてくれと懇願してるようなものです。

まだ何の診察もしてないのに、一方的に症状を説明しただけでどうしたら良いのかと判断を仰いだところで
医師もその症状が何なのか、勝手に推測して治療方法を決定するわけにはいきません。

お話を聞いて、それは大変だ、今すぐ手術が必要だから緊急入院が必要ですだなんて言われたら怖くありませんか?
そもそも言われた通りに素直に従いますか?
まだ何も診てもらってないのに。

つまり手前勝手な判断は危険なだけで、解決目的のアドバイスなんて何の役にも立たないという事。
まずは診察に、カウンセリングであれば面談にお越しくださいという事。
話はそれからではないでしょうか。

もちろん心理カウンセリングは医療でもなければ診察や治療をするのでもありませんが
医療と同じようにお問い合わせの段階ではご予約やお問い合わせ以外の件では対応出来ないのです。

心理カウンセラーから一方的にこうしたら良いんじゃないですかと言うのは可能ですよ?

しかしそれは心理カウンセリングではなく、単なる個人的な意見ではないでしょうか?
カウンセラーからこうしたら良いと言われたんだからと、素直に従いますか?
それがどんな無茶なアドバイスだったとしても。

職場に不満があるなら、そんな会社、嫌な上司をぶっ飛ばして今すぐ辞めたら良いですよとか
恋愛に悩みがあるなら、俺の女になれば良いようにしてやるだなんて言われたら怖くて仕方ありません。

わかりやすいように極論を言ってますが、突然知らない他人にアドバイスを求めるというのはこういう事です。

それが心理カウンセラーであっても同じ。
心理カウンセラーならまずそんな事は言いませんが、心理カウンセラーも知らない他人には変わりないのですから。

まだ何もわかってないのに、何をどうアドバイスすれば良いのかわからないという事。
そして安易なアドバイスは危険を伴うんだという事をぜひ忘れないようにしてください。

お電話やメールでのお問い合わせは、ご予約や心理カウンセリングの利用に関するお問い合わせのみ受け付けてますので
その他のご質問やアドバイスは行ってない事をどうぞご承知おきくださいませ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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