うつ状態と睡眠状態の意外な関係 ~眠りからの脱却とうつ状態からの脱却~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

今回はちょっと変わった視点から、うつ状態のお話を致します。(うつ病とうつ状態は違います)

うつ状態というのは、寝起きの状態と同じで
朝目が覚めて起床するまで、ボーッとした状態、いわゆるまどろみの状態がしばらく続きますが
このまどろみの状態の時には何もやる気が起きず、なかなか活動を始めるまでに時間がかかります。

中には起床後、直ぐにやる気がみなぎってパッと活動を開始する方も居ますが
大抵は目覚めてから行動を開始するまで、脳や体が完全に目覚めてませんから時間がかかるものです。

二度寝に代表されるように、人は目覚めてからも直ぐに何かやる気は起こりませんし
そのまま寝てても良ければ何度でも寝ていたいでしょう。

これがうつの状態であるとお考えください。

しかしそのまま寝てるわけにはいかず、起きて活動しなければなりませんから
いくら動きたくなくても時間が来れば無理やりにでも起床します。

そして何らかの活動をしてる内に、段々体も目覚め始め
その内脳も覚醒し、日中への活発な活動へと繋がっていくんですね。

つまり行動する事で、まどろみといううつ状態から脳や体は脱却していくのです。

休日で何も予定がない日など、日中でも好きなだけいつまでも寝てられますし
起きる理由がないので活動もしなければ、脳や体はそのままうつ状態にあるわけです。

しかし何か活動を始めれば脳や体は目覚めます。(うつ状態からの脱却)

この仕組みのように、うつ状態や気分障害はとにかく行動する事で解消に繋がるのです。
何をするかその内容は問いません。

ですから何か日々目的を持つ事。
やりたくなくても何らかの目的を設けてその活動に従事する事で
徐々にではありますがうつ状態から脱却する事が出来るでしょう。

運動する事がうつ病の改善に繋がると言われてるように
人は活動する内に徐々にうつ状態の解消に繋がるんですね。

やる気が起きないのに何かをやるなんて難しいと思いますが
それは朝目覚めてからの起床時と同じように
最初は困難でもやってる内に解消に繋がるんだという事をぜひ憶えておいてください。

自分で行動を起こすのが難しければ、他人のお手伝いをするとか
人から何か目的を与えてもらって原動力にするのも良いですね。

その際無理のない範囲で、自分の出来る範囲で簡単な事から取り組む事をオススメ致します。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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