あなたに心の居場所はありますか? ~悲劇を未然に防ぐために出来る事~
一般的に男性は、空間認識能力(空間把握能力)が高いとされてますが
これは何も地理に強かったり地図を読み取る能力
あるいは空間を立体的に認識する能力に長けてるだけに限らず
物事に対して計画的だったり将来に対する計画性といった
先を見通す能力(先の事を考える、先見性)に長けていると言えます。
旅行一つを取っても、女性とは違って男性は計画的に考えますよね。
女性とのデートにしてもそうですが、その場その場を楽しむというよりは
いろいろプランを練ったり行動予定を立てて、常に先の事(展開)を考えています。
つまり遠く先の事を見通す能力も、空間認識能力と言っていいかもしれません。
ただし能力に長けてるからといって
必ず予想が的中するというような、特殊な能力の事ではありません。
あくまで先の事まで見通す能力(見通そうとする能力やその性質)の事です。
以前にもコラムで書きましたが
空間とは時間の事であり、空間の広がりは時空の広がりであると言えます。
空間とは時間ですから、空間認識能力の空間も時間の事です。
つまり男性は、時間も空間として認識してるわけですから
時間を把握する能力にも長けているわけですね。
この事が何に繋がるのかと言いますと
男性は物事を計画的に組み立てたり、将来設計に関する能力が高いと言えるわけです。
まさしく先を捉える能力、先見性ですね。
でも現実には目の前の事しか見てなかったり
目の前の事に集中して取り組む傾向が多いように感じますが
空間認識能力(捉えてる範囲)と目の前の事に集中してしまうのとは別のものです。
目の前の事に集中してしまうのは、自閉症の特徴がそうさせてるんですね。
自閉症は男性に多いのも特徴ですし
実は自閉症は、空間認識能力が高いがゆえにそのような症状として現れてるのだと言えます。
詳しくは専門的で長くなるのでここでは割愛しますが
捉えてる範囲が広過ぎるため、目の前の事に集中しないと無秩序の状態になってしまうからであり
(少し質が違うのですが、もっと別の言い方でわかりやすく言えば注意力散漫)
男性がよくボーっとしてるように見えるのもこの事が原因ですし
その代わり物事に集中した時の集中力は眼を見張るものがあります。
(もちろん女性にもそういう人は大勢いらっしゃいます)
この集中力の高さこそ、言い方を変えれば強いこだわりであると言えますし
強いこだわりといえば、自閉症の特徴的な症状ではないでしょうか。
割愛すると言いながら大雑把に解説してしまいましたが
女性もいろんな事をいっぺんに処理する能力(いわゆる段取り力)はありますが
女性の段取り力はタスクの効率化であり
空間認識能力とはまた違い、男性はあまり持ち合わせてない能力です。
(男性は一度に一つの事しか出来ない傾向が強い)
女性は部屋を片付けたりするのが比較的苦手だったりしますが
これは空間認識能力が関わっているからなんですね。
タスクの効率化と計画性(将来設計)とはまた別のものですから
この違いの特徴も、男性と女性の違いの特徴をよく表しています。
ちなみに男女の能力の違いについてあれこれ言ってますが
これは生物学上の男女(性別)の違いではなく、脳機能による特徴の違いですから
男性か女性かでハッキリと分かれる違いではなく
また、どちらの方が能力が高く優秀であるかというような話でもありません。
このように一般的に男性は物事を組み立てる能力が高いわけですが
自閉症の特徴が能力を阻害してしまってる場合もありますので
男性は皆空間認識能力が高いとは一概には言えないんですね。
性別の話をすると、つい優劣や比較といった差別に結びつける方も多いですが
すぐ差別問題に結びつける事こそ差別意識が強い証拠になりますし
男性と女性とではそもそも脳機能が違うという事を認識しないと
男性は仕事、女性は家庭のように安易な性差別としてのイメージに囚われてしまい
ひがんだ捉え方しか出来なくなりますのでお気を付けください。
私はこのような違いから、男性と女性がそれぞれの特徴を活かして上手く共生して行けるように
心理カウンセリングを通して心豊かな社会を目指して取り組んで参ります。