スマホ依存から脱却するために ~放置すれば詐欺被害や個人情報の流出、更には健康への悪影響も~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:メンタル・メディア・ネットカルチャー(話題性・関心事)

携帯電話市場もすっかり様変わりし、これまでの単なる電話機能から屋外でのインターネット環境の利用など
もはや通信機能の携帯(持ち出し)であり、音楽やカメラ機能、ゲームにカーナビにホームセキュリティーに
その姿はまるで“歩く電化製品”と言っても過言ではないでしょう。

他にもお財布代わりだったり公共料金の支払いもスマホ1台あれば簡単に済ませられますし
このように何でも手元で管理出来る“管理の一元化”は非常に便利な反面
ひと度他人の手に渡れば途端にコントロールを失い、簡単に悪用されてしまうという危険性も持ち合わせています。

生活面においては便利な余りに手放す事が出来ず、常に様々な情報や動向が気になって心配になり
次第に依存傾向に陥って食事や睡眠時も安心出来ないなど健康への悪影響も社会問題になってますね。

スマホは上手に利用すれば便利な代物ですが、逆にスマホに利用されてしまってはただの危険物ですから
スマホとの上手なつきあい方や依存してしまわないためにはどうすればいいのか?
今回はスマホ依存に繋がる仕組みを解説していきますので、健全なライフスタイルを送る上での参考になさってください。

そもそもスマホが便利なのは、スマホ1台で何でも出来てしまうという事です。

つまり便利過ぎるという事が依存傾向に繋がるのであり、例えばインターネット(メールやSNS)の利用で言いますと
以前ならパソコンなど特定の場所からでないと接続出来なかったものが(利用や接点の限定)
スマホがあればどこからでも繋がれますし、今やGPS機能によって遠く離れた場所に居る人でもすぐ身近に感じられ
テレビ電話などの動画やチャットツールによってまるで隣に居るのと何も変わりません。

これを可能にしているのがインフラ整備の充実と、もう一つは携帯電話会社の通信プランです。

インフラ整備に関しては充実してるに越した事はありませんから
ここでは通信プランがどうして依存に繋がるのかを心理学の観点から見ていきましょう。

現在通信プランで主流となってるのはいわゆる“○○し放題”の定額料金プランです。

通話し放題、パケット(データ通信)し放題などの定額プランですと
どれだけ使っても毎月定額料の支払いで済むわけですから、使えば使うだけ得ですし、逆に使わないと損をします。

これがまず依存傾向に陥る原因の一つなんですね。

誰でも料金を払ってる限りは損したくありませんし、便利だからという理由とは別になるべく得をする事を考えます。

例えば飲食店での食べ放題や飲み放題にしても、食事を楽しむというより元を取る事に必死で
ついつい食べ過ぎたり飲み過ぎて苦しむハメになり、一体何しに行ったのかわからなくなるのと同じように
料金プランの仕組みやシステムがある程度人の行動を決定させてるんですね。

スマホ依存もこれと同じ心理の働きで、本来の思惑とは別に必要以上に接点を持とうとするライフスタイルになるのです。

これがいわゆる依存の状態であり、人の心理は基本的に無意識の部分が多くを占めて生活してますから
必ずしも本人がそれを自覚してるとは限りませんし、もちろん一つの要因だけで依存性になってるとは言えません。

人間関係にしてもそうですが、ではこの必要以上に関わりを持とうとする心理を避けるためには
○○し放題のような損得感情を上手くコントロールしてやれば良く
例えば定額プランから従量課金(使えば使うほど料金の支払いが増えていく)プランへの変更を検討するなど
余り使わないようにする節約志向型の心理状態に持っていけば、軽度の依存状態なら脱却出来るでしょう。

つまり行動に制限をかけてやるんですね。(システムを逆に利用する)

他にも依存からの脱却、スマホとの上手なつきあい方については取り上げ始めたら限がなく
当ルームでは皆様の状態に合わせた細かなサポートを行ってますので
ご自身やご家族のスマホに限らない依存の問題でお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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