心の熱源を求めて ~どうすれば心は温まるのか?心の温め方~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

小さい頃はおしくらまんじゅうなどして体を温めたものですが
身体が寒いのは運動などすれば熱が発生して体が温まります。
体の仕組みは実に上手く出来てるんですね。

では心はどうやったら温まるのでしょうか?

身体や気温が寒いのは暖房に頼れば次第に暖められますが
心のような気分は暖房のようにスイッチ一つではなかなか思うようにコントロール出来ません。

しかしそんな心も、実は運動によって体を温めるように、熱を発生させる事で温める事が出来るんですね。

ではどうやって心に熱を発生させるのかと言いますと
それは体を動かして温めるのと同様に、人間関係を利用する事で熱源を作り出してやるんです。

自分一人で熱を発生させるのでも、気分が高揚する音楽を聴いたり何かに没頭して情熱を傾けるなどの方法もありますが
そんな自ら熱を発生させる大変な方法より
おしくらまんじゅうのように人と力を合わせて温める方が断然早くて簡単なんですね。

これは人間関係での摩擦や楽しいひと時を過ごすようなコミュニケーションでも手段は選びません。
いずれの方法でも人間関係そのものに熱を生む作用があります。

ですから孤独で居ると心はどんどん冷めていきますし
良くも悪くも人と関わる事が多ければ多いほどそれがエネルギーとなり、熱源となって活力に繋がるわけです。

だからといって孤独な人は心が冷たいのかというとそうではなく
単に人との関わりが少ないから冷たい状態なだけで
どんな人でも人と関われば段々熱くなりますし、人との関わりが少なければ段々心は冷めていくのです。

ただしいくら活力になるからと、とにかく人と関われば良いのではなく
やはり人間関係でも良い関わり方でなければ発する熱にやられてしまい
やがてはうつ病を発症するなど精神疾患を患ってしまうでしょう。

おしくらまんじゅうでは心も体も温まりますが、それは人間関係が良好な状態だからであり
ケンカ相撲のように相手を倒してやろうといがみ合いながら身体をぶつけ合っても
同じ熱を発するのでも熱疲労を起こしてただ疲れてしまいます。

およそ人間関係で人と関わらなくなってしまうのは
この疲れるだけの関係である事が多いからなんですね。

つまり良好な人間関係では心も温まり活力に繋がりますが
人間関係が上手くいかないとただ疲労が溜まるだけなので、徐々に疎遠になって心の熱源も失われてしまうのです。

冷え性のように身体的にもそうですが、やっぱり心も冷たいのは辛いですよね。

そしたら人間関係をなるべく良好な状態で関われるように
お互い活力に繋がるような心温まる交流を普段から心がけていけば
身体の寒さも吹き飛ぶような心の温かい環境で過ごせると思います。

心が冷たいなぁと感じたらまずはカウンセリングを。
信頼出来るカウンセラーと共に、徐々に心を温めていきましょう。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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