どうして適応障害に?個人の性格と環境による因果関係

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

人間には個人の性格に関係なく、自分が置かれている環境(現状や所属意識)に適応しようとする性質があります。
そうしなければ集団の中で孤立化してしまい、生きていけないからです。

これはその環境が自分に合った環境かどうかではなく
例えどんなに苦しくてもその環境に居続ける限りは適応を余儀なくされ
自分でも無意識に協調しようとする心理が働きます。

ですからそこで上手く適応出来なければ適応障害に陥りますし
周囲の理解や支えがなければやはり孤立化によって生きる事が辛くなるでしょう。

人は自分の居る環境を、自分の性格(元々の本質)に合わせて快適な環境に作り変えていくなんて出来ません。

それはこの問題が個人の性格の問題ではなく、人間関係(対人関係ではなく)による相互作用だからであり
残念ながらこの問題は個人の力でどうにか出来るものではなく
環境を改善したければ第三者の介入や集団の力を借りるなど、組織的に改革していく必要があります。

そこでは個人の性格なんてないのも同然ですし、自分がその環境に合わせなければならず
自分の本質と今居る環境が合わなければ(合わせられなければ)適応障害になってしまうんですね。

適応障害になるのを回避するには、最初に大きな違和感を感じるかどうかが判断材料になりますし
もし適応障害になってしまってもその環境から脱する事で回復傾向に向かうでしょう。
(障害の程度にもよりますが)

自分の本質と環境が持つ性質。
この違いやズレはなかなか埋められるようなものではありません。

しかしどんな環境でもある程度合わせなければなりませんし
大きく変える事は出来なくてもその中で自分の居場所を作る事は出来ますし
自分の居場所がどこにもないとなると、これはもう離れてしまうよりどうしようもないんですね。

だからといって自分は全く合わせようとせず、いつもいつも逃げてばかりではそれも問題ですので
上手く環境に適応するための方法や改善策を
個人の性格や環境(置かれている状況)の観点から、心理学を用いて皆様の今後をサポートさせて頂きます。

このような環境による適応障害やその他諸々の付随する問題については
なかなかここでどうすれば良いと一口には言えませんので
皆様個人個人の問題については心理カウンセリングで対応させて頂きますし
自分は適応障害(気分障害)かなと少しでもお感じでしたらお早めにご相談ください。

また、周りにそういった方が居たり、このような問題に取り組んでらっしゃる企業様などがあれば
心理学の観点から対応致しますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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