これは黙ってられない！発達障害に対する無理解
自閉症の人にとって必要なものは何だと思いますか？
それは他人の存在です。
自閉症の人は他人と関わろうとしませんし
関わりを持とうとしてもパニックを起こしてしまい
コミュニケーションを取る事自体が難しいんですね。
しかし自閉症の人は
他人を忌み嫌ってるわけではありません。
自閉症の人はこだわりが強く
何か気になる事があれば自分の気が済むまで
自分が納得するまでいつまでも一つの事に取り組み続けます。
時間や状況とは無関係に、興味が無くなるまで
他に気になる事が出て来るまでやり続けてしまうのです。
もちろんその間他の事は一切手付かずとなり
このままでは生活が成り立ちません。
つまりこれが他人の存在が必要になる理由です。
自閉症の人は他の人の存在なくして生活出来ませんし
本人が意識してるかどうかは別として
実は他の人の存在に感謝してるのです。
自分に代わって色々やってくれないと
ずっと気の済むまで一つの事をやり続けてしまいますから
他の人が色々やってくれて支えになってくれてる事に
本当はありがたいと思ってるんですね。
でもこれって誰にとっても必要なのではないでしょうか。
人が生きていく上で、他人の存在は必ず必要です。
確かに自閉症の人は他人との関わりが難しく
パニックを起こして相手を困惑させてしまい
どう対応していいのかわからないと思いますが
別に難しく考えて構えなくていいと思います。
イライラするのは自閉症の症状がそうさせてるだけですから
ぜひ支えになってあげていただきたいのです。
支えになってあげるといっても、特別何かしてあげる必要はありません。
むしろ人がやってる事を代わりにやってあげるのは逆効果なんですね。
自閉症の人はやり方にも自分なりのこだわりがあり
本人の代わりにやってあげるなんて火に油を注ぐようなものですから
人がやってる事を要らぬ親切心で、横から奪わないようにしてください。
癇癪を起こして収拾がつかないどころか
最悪の場合、下手をすると刑事事件にまでなりかねません。
自閉症の人が何を嫌うかなどよく心得てますので
自閉症の人の心理が知りたければ、私も協力させて頂きます。
ほんとは何も難しい事はないのです。
他の人の存在が必要なのに無理に自立させようとするから
何とかしようとしたり一人で生きる事を強いてしまうから
つい困惑してそれがイライラとなって症状に現れるんですね。
本当に難しく考えず、普段通りに接してあげてください。
何せ自閉症の人にとって、あなたという他の人の存在が必要なのですから。
本人はわかってなくても、自閉症の人はあなたを必要としています。
そして感謝をしています。
どうかそんなあなたが苦しくなったら
気分転換にでもカウンセリングを受けにお越しください。
共に支え合い、共に歩んでいきましょう。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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