規則正しい生活で、心の悩みが解消される ~睡眠という、最も優れたリセット機能の活用術~
例えば飲食店などの密閉されたような室内空間で
タバコの煙が蔓延してる場面に遭遇すると
私なんかはアウシュビッツのガス室かと思ってしまいます。
実際深刻な健康被害にさらされる事には違いないですし
逃げようのない密室に閉じ込められ
自ら望んで毒ガスを浴び
幸せそうに談笑してる異様な光景には絶句するしかありません。
覚せい剤や危険ドラッグの類もそうですが
人はそれを危険な物だと承知しながらも
なぜか手を出してしまうんですね。
ですからその裏に隠された心理に目を向けないと
いくらその危険性を説いた所で人は簡単に手を出してしまいますし
教育や規制をするだけでは何の抑止力にもならないのです。
特にタバコのような禁止されてない
誰もが簡単に始められ、誰かが近くで吸ってても誰も気にしないような
安全軽視の風潮には恐怖を覚えます。
一体原発事故の惨状と何が変わらないのでしょうか?
特に小さなお子さんが居るような所でも
平気で堂々と吸い始める姿には唖然とするしかありませんし
病人が居ようと体調が悪かろうととりあえず喫煙する姿には
ほんとに正気の沙汰なのかと自分の目を疑うばかりです。
毒ガスとは違って速効性がないだけで
タバコくらい大丈夫だと思ってるのでしょうか?
そんな何の根拠もない自分への安心感(言い聞かせ)で他人を危険に晒し
更には自らも毒ガスを浴びて何とも思ってないのですから
いよいよ体を壊して病に冒されるか
あるいは大切な人を不幸のドン底に突き落とし
手遅れになってからでもまだ不幸の原因に気づきもしないのでしょう。
いえ、ほんとは気づきたくないから気づかない振りをしてるんですね。
だからこそここに心理的要因が隠されてるわけです。
つまりこういった危険物に対して
人は知識や理屈で手を染めるのではない事は容易に想像出来ます。
そしてその危険性を認識し、いくら取り締まりを強化したところで
存在する限りはどうしても使おうとしてしまうのです。
理由はともかく、まず自分が何をやってるのか
自分の行為について認識する事は大切ですし
何だかわからないけど気分が落ち着くから
気持ちが楽になったり楽しくなるからというのでは
人生他人に振り回されてるのと同じです。
そんな偽りの快楽や安心感と引き換えに
他人や自分にとって大切な人にまで危害を加え
自ら不幸の原因を作り出してる事に早々に気づいていただきたいですね。
喫煙の隠れた恐ろしさは
そういった感覚の麻痺にあると思います。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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