大阪都構想の住民投票率が66.83%だった事について、そこから見えて来る人間心理
安楽死の問題。
この問題を取り上げると否定的に、また感情的に受け止める方も多いと思いますが
物事を深く、よく考えずに、とにかく否定ばかりしてる人ほど
本当に死を望んでる人の苦しみをまるでわかってない。
誰だって死なんて望んでませんよ。
出来るなら本当は死にたくないですよ。
だけどもう死にたいと思うほど生きてるのが苦しいから
本当は死にたくないけど死にたいと思うんじゃないですか?
そしたら少しでも楽にと思うじゃないですか。
それが安楽死を望む人の想いなんです。
別に心から死ぬ事を望んでるわけじゃありません。
その想いをわかった上で、あえて言ってるならわかりますが
何もわからないままで、ただ死ぬなんてダメに決まってるだろうと
物事を単純に、簡単に考えて言ってるようなら
無責任な言い草にも程があるんですね。
だったら死を望んでる人が楽に生きられるように
責任を持ってあなたが何とか出来るんですかと。
死にたいだなんて思わなくていいように
あなたがどうにかしてくれるんですかと問いたいのです。
もちろん何とか出来るなら否定しても構わないと思います。
だけど何も出来ないのに、理解しようともしてないのに
ただ単純にダメだと決め付けるのは
本当にその人の苦しみがわかってないからそんな風に言えるんですね。
一体何がダメなんでしょうか?
だからといって否定してはいけないと言ってるのではありませんよ。
わからないからといって、じゃあそのまま望み通りに受け入れても
死を認めてもいいのかと言えばそうではありません。
やはり死ななくて済むなら、どうにかして死なずに済むようにしたいじゃないですか。
何も出来なくても、少しでも力になりたいと思うじゃないですか。
それが人の心というものです。
私が言うのはただ無責任に
理解しようともしないで、耳を傾けようともしないで
いいわけないだろう、ダメに決まってるだろうと
無責任に言い放ってるだけの神経の事を言ってるのです。
何度も言うように、それがダメだと言ってるのではありません。
本当に難しい問題ですね。
私は死を推奨もしなければ、否定も肯定も致しません。
ただありのままに、この事実と、この問題と向き合っていく思いでいるだけです。
どうか法整備によって
赤ちゃんポストのように出来るからといって、してもいいからといって
安易に死を選択するような状況にだけはならない事を願います。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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