人は自分の心理にはあらがえない。だったら心理学を上手く利用してやればいい
人が自殺するのに重要な(必要な)ファクターは
これまでの経緯などではなく、そのものズバリ、“キッカケ”です。
確かにこれまでの経緯があって自殺に繋がってるんですが
これまでがどんな環境でどんな苦境であったとしても
何かキッカケがなければ(起こらなければ)人は自殺する事はありません。
ですから何の悩みもなさそうだったり
精神的に追い込まれてるようには見えない人であっても
何らかのキッカケさえあれば、それで人は簡単に命を絶ってしまうんですね。
その逆も同様に、何かキッカケさえあれば
人は簡単に他人を殺傷してしまうのです。
つまりこれまでの経緯があるから人は死ぬのではなく
ちょっとしたキッカケで人は死に
キッカケがなければこれまでの経緯に関係なく、人が死ぬ事はないのです。
とはいえ、そのキッカケが起こりやすいような不安定な状態を作り出してるのは
やはりこれまでの経緯が関係してますし
キッカケさえなければそれでいいのではありません。
そもそもキッカケとは、何がどんな要因で
いつ起こるのかわからないものですから。
例えば災害の予測や予報でも
これから起こるであろう予測は出来ても
いつ、何がどんなキッカケで起こるのかまではわかりません。
どれだけシミュレーションしても、起こらないものは起こりませんし
起こる時はいつも突発的に起こるのです。
(実はこの突発性は、宇宙誕生のキッカケにも関係しています)
人の死を予測やシミュレーションと同じ感覚で捉えるから
一見不謹慎なようにも思いますが
発生のメカニズムで言えば、その原理は同じなんですね。
そしたらいかにこのようなキッカケを生み出す
不安定な状態を作らないような環境を整える事が重要であるかが
お分かり頂けるでしょう。
人が死なないような対策を考えたり気をつけるよりも
安定した状態を保っていればキッカケは起こりません。
(決して起こらないのではなく、あくまで起こりにくくなるだけ)
これは病気発生のメカニズムも同じですね。
ではどうすれば安定した状態を保てるのか?
ここが個人によって違いますから
自分にとってどうする事が安定出来るのか
心理カウンセリングを通して、私と一緒に探っていきましょう。
また、周囲の方々によるご相談も受け付けています。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
このコラムに対するご意見ご感想など、お気軽にお聞かせください。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしています。
公式ホームページ http://kyotocl.web.fc2.com/
eメール kyotocl@gmail.com