次々と問題を生み出す、自己中心的な考え方
自分ではあれこれ考えて
一生懸命考えてもどうしたらいいのかわからないと悩むわけですが
このように皆さんが悩みだと思って勘違いしてるのは
実はただ疑問に思ってるだけ。
それでいろいろ情報収集をしたり考察したりして
自分ではちゃんと考えてる(これが考えてる事だ)と思ってるんだけど
ほんとはただ知り得た事に対して
ほほぅ、なるほどと感心して納得してるだけなんですね。
それでわかった気になってるのを、考えたからわかったんだと勘違いしてるだけ。
これは考えてない。
考えてもわからないから悩みになるのではなく
問題に対して、何でだろう?不思議だなぁと思ってるだけだから悩みになるんです。
つまりそれは考えてるとは言えません。
悩むのと考えるのとでは根本的に違うのです。
考えるとは、なぜそうなるのか?どうしてそうなるのか?
ではどうしていけばいいのかを具体的に考える事です。
そこに最初から用意された答えなんてありません。
既に知っている事についてを考察したり
知り得た情報を整理するだけが考える事ではなく
物事の本質に目を向け、まだわからない事について向き合う事が
本当に“考える”事なのです。
だから真に考えるという事をすると、それが精神的な悩みにはなりません。
悩みとは、ただ疑問に思ってるだけ(いわば疑ってるだけの状態)で
何も考えてない状態なんです。
それで何か解決したと思ってるのは
単なる知識による考察に満足し、それに納得しただけであって
実際は何も解決してません。
今まで疑問に思ってた事が単に明らかになっただけで
それが何か解決したと思ってるだけなんですね。
何でいくら考えてもわからず、それが精神的な悩みになるのかは
実は考えてるのではなく、ただ疑問に、ずっと不思議に思ってるだけだから
それが心の悩みになるわけです。
悩む事と考える事は全く性質が異なります。
ただ唯一、どんなに考えてもどうする事も出来ない“自閉症の症状”だけが
心の悩みになるんです。
その他の、自閉症の症状以外で今まで心の悩みだと思ってたのは
ほんとは何も考えてなかっただけだという事にお気づき頂けたでしょうか?
疑問に思うだけの人生から考える人生に。
そしたら必ず人生は変わります。
私の話を聞いて疑問に思ってるだけじゃなく
どうしようかと悩んでるだけじゃなく
実際に考えるという行動を起こしてみてください。
その代わりしんどいですよ。
考えるという事は。
苦しいですよ。
本質を知るという事は。
自閉症の症状なんかは、知ったところでそれ自体はどうにも出来ないんですから。
だけどなぜか心は晴れるんです。
だからこそ心理カウンセリングがあるんです。
何か質問されて即答して解決出来るような悩みは悩みではなく
それは考えたとは言えません。
答えとは考えてこそ初めて出て来るもので
考えてないのに誰かに答えを教えてもらっても
それは単に知ってる事を説明しただけに過ぎず
教えてもらった事がわかっただけで
それは悩みではなく、疑問に思ってた事が解消しただけなんですね。
問題を根本的に解決したければ、考える事です。
時には人の力を借りながら
自分で考えるという事が重要です。
この考える事を実践していくのが心理カウンセリングですので
カウンセリングを重ねると、やはり問題解決に繋がる人も多いのが現実です。
ぜひあなたも、心理カウンセリングを通して考えるという事をしていきましょう。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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