自閉症の心理学 ~誰も理解者の居ない、孤独という苦しみ~
私は未だに人を信じてない。
今になってようやく、家族にだけは心を開き出したところだ。
しかも完全にではない。
まだ心を閉ざしている。
これが自閉症だ。
この人だけはと思っても、結局誰も理解してくれない。
この感覚がわかるか?
理解してくれないというより、きっと理解出来ないんだろうと思う。
だから問題は相手にあるのではなく、自分の中にこそあるのだ。
自分だけが知り得る感覚を、相手の理解不足のせいにするのは間違っている。
自分ですらまだわかってない部分が数多くあるのだから。
こんな感覚は誰にでもあるだろう。
だから自閉症は程度の問題だと言ってるんです。
建前はいい。
本音で語ってみろ。
少しだけでいい。
心を開いてみるんです。
傷つかないように。
丁寧に、そっと・・・。
完全に理解など出来るなんて思ってないが
その感覚を共有してみよう。
そして受け入れてみせよう。
これが人の話を聴くという事。
心理カウンセリングの真の効用です。
相手に理解してもらう事が重要なのではなく
自分がどういう気持ちなのかに気づける事が重要なのです。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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