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コラム

超ゴム理論の応用 ~年齢によって時間の感覚に違いを感じるワケ:後編~

皆さんよく言われるのが、一年や一日、一時間であっても
若い時は時間が長く感じ、年を追うごとに時間が短く感じる。
また、何もせず待ってる状態だと時間が長く感じますし
せわしなくバタバタしてる状況だと、時間が短く感じます。

ではなぜ若い時は時間が長く、歳を重ねると時間が短く感じるのでしょうか?

これも超ゴム理論の時間の概念を用いれば説明する事が出来ます。

人も宇宙の膨張と同じように
誕生した時点では計測開始の地点、ゴムを伸ばし始めた地点にいます。

しかし歳を重ねると、常に自分は膨張の先端にいるわけですから
そこから過去(若い時)を振り返った場合
その時点のゴムは既に伸びきってる状態となり
時間の流れがゆっくりに、長く感じるわけですね。
(極端に言うと、時間の流れてない状態です)

ですから若い時は若い時で、現在と同じように時間の流れ方は同じだったはずですが
若い時はまだそんなに時間に縛られてないのと
そもそも振り返られるような過去がない(もしくは浅い)ので
感覚的に時間が短く感じる事も長く感じる事もないわけです。

つまり、過去を振り返るから今の時間が短く感じるのであって
過去を振り返らなければ時間を短く感じる事もなく
何も年をとったから、特別時間を短く感じるのではありません。

その証拠に、1時間でも1分でも、1週間先でも構いません
その間何もせず、じっと待ち続けてみてください。
きっと時間が長く感じるはずですから。

このように、振り返る過去(計測対象との距離差)がない場合
時間の流れ(スピード)に変化はないのですが
対象との距離や計測地点(過去を振り返る事)によって
感覚的なスピードに違いが生じるわけですね。

ちなみに子供の時は
早く大人になりたくてもなかなかなれず、時間が長く感じたのも
1時間や1分、1週間先を待ってる状態だからです。
計測対象が先になると、その分時間が長く感じるのです。
これは年齢によって違いはありません。

これらの事から、スピードの実測値はそのままで変わらないのですが
超ゴム理論を応用する事によって
感覚的なスピードは常に一定ではない事がわかります。

年齢によって時間の感覚に違いを感じるのも
これでおわかりいただけたでしょうか?

学者じゃないんだから、そんな難しい事はわからないという方も
あ、そうなんだという軽い感覚で、このコラムを楽しんでくださいね。



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この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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