《なるほど心理学》虫の目線で見る

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:なるほどおもしろ心理学

もしもアリンコやテントウムシなど
虫の目線から世界を見ると
自分のいる葉っぱの裏側ですら危険な場所で
そこに何がいるのかすらわかりません。

確認するには裏側に回り込んで
直接確認するしかないのです。

しかし我々人間は、葉っぱをひっくり返したり
何かいそうでわからない時は
遠くから道具を使ったりして、一目見て状態がわかります。

もちろん虫と人間とではサイズが違います。
住む世界も違えば見てる世界も違うのです。

つまり、人のように大きな視点からものを見ると
葉っぱの裏側にある未知の領域でも
一目見ただけで瞬時に状態を把握できるのです。

しかし虫は、直接確認しに行かなければ
葉っぱの裏側がどうなってるのかわかりません。
何が潜んでるのかわかりません。
そしてそれは、命の危険を伴う行為なんですね。

もし虫に心が(心理が)あったなら
緊張や不安など、強いストレスに晒されて
一歩を踏み出せずにいるか、その場から逃げ出すか
もしかすると気が狂って、そのまま死んでしまうかもしれません。

ですがもちろん虫はそんな事を考えませんし
そんな事では自然界は生きていけません。

ただこの状況を人で例えてみると
虫の目線で世界を見てる人が、悩みを抱えてる人です。
周りの状況を客観的に把握できませんし
行動するには危険を伴う(精神的ストレスに晒される)行為なんです。

一方人間の目線でそれを観察してる人が
心理カウンセラーや、第三者というわけですね。
状況を客観的に見る事が出来ます。
虫の置かれている状態を確認するのに危険は伴いません。

もし不安があれば、人間には道具(例えばここでは心理療法)があります。

あなたや悩んでる人が虫だと言ってるわけではありませんが
こうして例えて考えてみると、よくわかる事ってありませんか?

わかったからどうかなるのではないのです。
わかったらどうにかする事が出来るのです。

虫のように、自分の置かれてる世界から物事を見ていれば
もっと広い世界の事はわかりません。
確認するためには(知るためには)ストレスや危険が伴います。

そして自分の状態を把握するのですら
自分の視点からしか出来ないのです。
もし危険な状態だったとしても
危険だと言われるか、直前になるまでわかりません。

つまりは物事を大きな目線から見ると
冷静に確認したり状況を把握したり、客観的な判断が出来るんですね。

あなたが虫なんじゃなくて、あなたの悩みが虫の目線から見てる世界なんです。

その虫(悩み)を、あなたが人間の目線で見る事によって
自分がどういう状況に置かれてるのかが客観的に把握でき
この虫をどうしたらいいんだろうという事が見えてくるのです。

ちょっとおかしな例えになりましたが
要は自分の見る世界を変える事によって
見えてくる世界も変わってくるという事なんですね。

そして虫にそんな芸当は出来ませんが
人間にはそれが出来るのです。

それは、人には考える力があるから。

あなたは今、その考える力が悩みによって少し弱まってるだけです。
人間特別な悩みがなくても、疲れてる状態だと思考力も低下するものです。
ただそういう状態であるというだけの事で
あなたに力がないわけではありません。

このように、考える力が弱まってる時は
とにかく心をリフレッシュしてやる事が大切ですね。
疲れきった頭を休めてやるのです。

心をリフレッシュする事も、リフレッシュしてから考えていく事も
心理カウンセリングがお手伝いできます。

まずは何なりと、気軽にご相談ください。
あなたの考える力を取り戻していきましょう。
そして悩みを解決していきましょう。

あなたに出来る事はまず、信じてあげる事です。
自分の力をね。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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