依存のお話その2 ~自分依存~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

自分がカワイイというのもまた、依存の一つです。

依存というのは自分では気づいてないところに問題があり
自分の事がかわいくて仕方ないという場合には
知らず知らずのうちに他人を傷つけてるという事もあります。
かわいい自分を保護するために
自分をかわいく扱ってくれない相手
つまり自分の気に食わない相手に対しては
敵対感情すら抱いてしまうんですね。

これをペットなどの動物で例えてみると
犬や猫がかわいくて動物の相手をしてるのか
犬や猫をかわいがってる自分がかわいくて相手をしてるのか
一見判別は難しいですが、これには大きな違いがあります。

動物自体がかわいいの対象であるなら
そのありのままの姿を受け入れられます。
しかし自分がかわいいから動物をかわいがってるのであれば
ちょっとでも自分のセンスから外れるような事でもあれば
たちまち愛想を尽かしたり
動物虐待に及ぶというケースも出てくるんですね。

さて、これは人間関係でも起こる事です。
近年の目に余る児童虐待なんていうのは
まさに自分依存から来る現象だとも言えます。
(全てが全てではありません)

自分依存の人が自分さえ受け入れられなくなると
相手はもちろん、自分も傷つけるようになるんです。

依存から抜け出すには、精神的な自律が必要です。

自律する事で、互いの価値観を認められるようになり
自分も相手も受け入れられるようになりますから
物事に寛容になり
結果、悩みで苦しむ事も少なくなるというわけですね。

自分が何に依存してるかなんて
普段誰も考えもしないでしょうから
この事に気づくには非常に困難であると思います。
やはり日常とは違う空間に身を置いて
自分の心と向き合う必要があります。

といっても一人では難しいと思いますので
何か生きづらい、苦しいと感じてるなら
ぜひ心理カウンセリングを利用してみてくださいね。

あなたの心の対話をお手伝いいたします。



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