自閉症の心理学 ～天才の正体！自閉症との意外な繋がり～
先月末の秋の園遊会で、山本議員が天皇陛下に直接手紙を渡したとしてニュースになってます。
天皇の政治利用だとかいろいろ議論されてますが
山本議員の取った行動がどうのではなく
私はこれこそ自閉症の特徴を表す良い事例だと思って見てました。
というのも、山本議員本人にとっては
本当に自分の心情から、原発事故の惨状を訴えたい強い想いで
直接手紙を手渡したのだと思います。
しかし周りからは、そんな事（想い）は関係なく
行為そのものが政治利用であるし、違反であり、品格を問われると問題視されてるわけです。
山本議員の取った行動が、よくパフォーマンスだと言われてますが
私はそうは思いません。
周りからはそう映るでしょうけど、本人にとっては
本当に心からの心情を訴えたい想いで手紙を渡されたんだと思うんですね。
ただそれだけの事だと思います。
だからこそ本人も、何がいけないんだろうか？というような態度ですし
マスコミが騒がなければこんな大きな問題にならなかったのでは？という発言が
まさにその事を物語ってるのではないでしょうか？
行為に対する周りの認識と、本人の認識のズレ。
これこそまさに自閉症の特徴であると言えるんですね。
本人は悪い事だとは思ってないんですから。
ちょっと出すぎた部分があった（自分にも非がある）とは感じてても
まずもって何が問題であったのかわかってないですからね。
私は行為についてを評価してるのではありませんし
山本議員が自閉症だと言ってるのでも、擁護するつもりもありません。
ただ純粋に、事例として非常に自閉症の特徴を表した
良い例であるという事を言いたかったのです。
本人は、ただ手紙を渡す事が、心情を訴える事の何がいけないのか？
その想いがあのような行動に繋がっただけで
むしろ周りの反応の方が不思議でなりません。
しかし周りからは、やはり直接手紙を渡すのは天皇の政治利用であるし
失礼であり、わざと狙ってやってるようにパフォーマンスだと映るわけですね。
この認識のズレ、違いこそが自閉的な特徴であるというわけです。
もちろん山本議員の真意や真相はわかりませんよ。
この件に関して言えば、私にとってはどうでもいいんですが（特に何とも思ってませんが）
本人からしたら周りの反応がわからない、むしろ過剰反応であり
何をそんなに騒いでるのだろうかと不思議なわけですね。
考えられる頭がないと言ってしまえばそれまでですが
周りから見ればおかしな行動だったとしても
自閉的な特徴を持つ人は、それが普通の行動でしかありませんし
実際それで精神疾患にも繋がり、生きづらさを抱えてらっしゃるわけですから
そんなのは個人の問題だとか、品格が足りないと批判するだけで済む問題ではありません。
個人レベルで心の問題として見れば
自殺者数の増加など、社会問題にもなってるわけですからね。
こういうと、それは国会議員としてどうなのかとか、その相応しさについてなど
論点の違う問題を持ち出してくる人もいらっしゃると思いますが
精神的な事も含めて、悩みや問題が生まれる本質はこの部分にあるのですから
ここを（見方の部分を）変えていかなければならないと私は思います。
自閉症じゃなくても、自分の行動が周りの人にどう捉えられるかなんて
皆さんわかりますか？いちいち考えて行動してますか？
そうして他人の顔色ばかり窺って、結局何の行動も起こせず
それで心に悩みや不満を抱えて辛い思いをしてる人も多いのではないでしょうか？
おかしいからといって、空気が読めないからといって
その事で個人を責める事がどういう事に繋がってるのか？
私はこの事を言いたかったんですね。
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