他人に左右されない、ブレない心の作り方

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

私は心理カウンセラーですから
社会的には心理カウンセラーとして見られます。

しかし私の全てを
心理カウンセラーとして見るからおかしな事になるんですね。

私は心理カウンセラーではありますが
宮本章太郎という、一個人です。

これは皆さんそうです。

人には様々な地位や立場がありますが
それ以前に、単なる一個人なんですね。

意見をするのでも専門知識を述べるのでも
一個人の発言でしかないのです。

ある立場の見解からモノを言ったり
人を社会的な肩書である、そういう立場の人として見てしまうから
“個人”というものの、本質の捉え方が変わってしまうんですね。
おかしくなるんです。

例えば心理カウンセラーの私が
単なる個人的見解を社会に向けて述べたとしても
それは心理カウンセラーの発言として捉えられます。

そうすると、心理カウンセラーが何を言ってるんだ
心理カウンセラーがそんな事を言うのはおかしいだろ
間違ってると思われるんですね。

心理カウンセラーの私に、心理カウンセラーとして相応しい態度を求めたり
心理カウンセラーらしい振る舞いをするよう
無意識の内に要求してしまうのです。

こうでなければおかしい、こうあるべきだと
世間が望む、自分が望む心理カウンセラー像でなければいけないんですね。
私の話に限らず、教授やお医者さんなど、肩書のある人は皆そうです。

こうなると、皆さん自分では自分の意思で
自由に発言してると思ってますが
本当は自分の意思とは異なる
社会の理想像に合わせた発言や考えをしてしまってるのです。
また、世間もそういう見方でしかその人物を見られなくなります。

どのような人であれ
地位や肩書、立場で相手を見てしまうと
真実(実像)ではなく、虚像しか見てない事になるんですね。

ですから人を見る時は、必ず個人として見る事です。
地位や肩書なんて関係ありません。
全て個人の発言、個人の見解です。

そして自分もまた、個人でなければいけません。
でないと大衆の意見や世論という“虚像”に振り回されるからです。
これでは正しい判断が出来ず、常に他人の考えに左右されてしまいます。
(地位や肩書からの発言だったり、そういう見方の方が良い場合もあります)

自分の芯がブレてると、心も比例してブレてしまうんですね。

心がブレると自分に自信もなくなりますし、精神的にも不安定です。
常に他人の顔色を窺うようになり
心が窮屈なまま、不自由な人生を送らなければなりません。

特に心理カウンセリングの現場では
完全に一個人としてクライエント様と向き合います。

だから真実のあなた自身や、問題の本質が見えて来るんですね。

ただし真剣に、心から自分と向き合わないと
いつまでも虚像しか見えて来ないですよ。

しかし真実や現実というのは、とても苦しいのです。
少し垣間見ただけでも逃げ出したくなる程です。
だから普段は虚像しか見ないようにしてるんですね。
その方が楽ですし、それが人の心理だからです。

真実と向き合うのはとても苦しい事ですが
真実から逃げ出さずに向き合えば
正しい判断が出来るようになり、心がブレなくなります。
他人の意見に左右されず、自分の頭で考えられるようになります。

こうなるとまずは、自分に対して自信が付きます。

他にはどんな事が見えて来るのか?何が可能になるのか?
ぜひ心理カウンセリングを通して、ご自身で体験してみてください。
真実から逃げ出さずに向き合えば
きっと見違えたように自分が変わるでしょう。

その時の心の苦しさは私がサポートさせていただきますので
どうぞ遠慮なく、私を頼ってくださいね。
そのための心理カウンセリングなんですから。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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