一人になりたい時の心の整理術
人は基本的に、自分の利害を基準にして
行動決定をしています。
ですから自分にとって
何でそんな事せなアカンねと思うような事は(価値観として)
基本的にはやらないし、やりたくないんですね。
それをやったところで、自分の利益にならないからです。
やるとしても、仕方ないからやってるだけで
自分の利益、つまり得にもならない事を
わざわざ時間や労力を費やして、それをやろうとは思いません。
これは個人的な性格の良し悪しではなく
これが人の心理だからなんですね。
人との関わり方でも、この基本的な人の心理を踏まえて接しないと
知らず知らずのうちに
恨みや憎しみだったり、相手の反感を買ってたりするのです。
そして特に人の心理について知らなくても
誰もが出来る、この事態に対応する手立て
それが“感謝”です。
しかも、何かあった時だけにする感謝ではなく
日頃からの感謝です。
人に感謝をされて、嫌な気分になる人なんていませんし
日頃から感謝をしていると
個人の利害を超えて
その人のためになる事をまたやってあげたいという心理に繋がり
それが結局、お互いの利害関係が成り立つ事になるんですね。
人に感謝をする事で、損得勘定だけの利害ではなく
健全で、円滑な人間関係を築くための、潤滑油の役割を果たすわけです。
少し言い方は、語弊や違和感があるかもしれませんが
利害に対しての報酬となるものが、感謝するという事なんですね。
それで相手の利害に報いてるわけです。
ですから、利害の条件(いわば価値観)が変われば
人間関係でも個人でも、人はいくらでも変われるんです。
悩みでも何でも、個人の持つ、この利害というものを見ていけば
解決への道にも繋がるんですね。
個人的な悩みや子育てなどの人間関係
仕事にプライベートに、将来や老後への不安
あるいは恋煩いにだって、何にでも応用して考えられるんですよ。
これが心理学の力なんです。
そして基本的な対応方法(人生の心構えや処世術)として
感謝がいかに大切であるかがお分かりいただけたと思います。
普段から何でも当たり前で、感謝の心がない人は
もし自分が本当に苦境に立たされた時に
誰も助けてくれず、心から後悔するハメになるのです。
社会的犯罪や大きな過ちを犯した人の事を考えてみてください。
反省(謝罪)と後悔しか残らない人生ほど
惨めでツライだけの人生はありません。
このように心理学は、どのような悩みにも応用して考えられますし
解決へと繋がるどころか
人生を豊かにまでしてくれるんですね。
何がその人の利害の条件になってるのか?
ここを手掛かりにして探っていけば
解決への道も見えてくるのです。
心理学が教えてくれるもの
心理学から学べるもの
その力は計り知れません。
しかし実際は、心理学が解決してくれるわけではなく
皆さんそれぞれがしていくのですから
その実践的な方法として、心理カウンセリングという手法を用いて
心理学の持つ力、つまりあなた自身の底力を引き出していくのです。
心理学は応用するものであり
その根源となってるあなたの心理こそが
真の真理なんですから。
本当の力は、既にあなたの中にあるわけですね。
もしよろしければ、あなたも自分の心理(底力)を信じてみませんか?
きっと人生が豊かなものに変わると思いますよ。
ちなみにこの利害とは、親子間や兄弟であっても
どのような間柄であろうと関係なく存在します。
親の遺産相続などで兄弟争いが勃発するのでも
この利害の影響なんですね。
個々の持つ、利害というものを理解・認識していく事で
個人の性格はもちろん、それぞれの人間関係においても
問題解決へと繋げていく事が出来るようになります。
今回お話した利害については
また機会があれば、あるいは心理カウンセリングの中ででも直接
お話していきますね。
あなたの利害の条件は何なのか?
心理学の専門的な見地から、私もお手伝いさせていただきますので
あなたの利害の条件を一緒に探っていきましょう。
ご意見ご感想、あなたのお聞きになりたい事をお聞かせください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。
京都カウンセリングラウンジ http://kyotocl.web.fc2.com/
eメール kyotocl@gmail.com