ほんとは怖くない?対人恐怖という現象

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

女性で、男性が怖いという方がいらっしゃいます。
実は私も、男は怖いものというイメージがありますし
男性だけじゃなく、私の中では女性も怖いです。
といってもコミュニケーションで支障が出るようなものではありません。

だけど実際には、そんな怖いというような人はいませんし
話してるとスンナリ会話もできますよ。

じゃあなぜそんなに怖いと思うのでしょうか?

もちろんイメージでしかないわけですが
男性が怖いとおっしゃる方でも
私とお話されてると、そんな風でもないような方が結構いらっしゃいます。

私はよく中性に思われてて
恋愛の対象や異性として見られないという特徴がありますけど
これが良いのか悪いのか
そういう男性恐怖の方とお話する分には、良い方向に作用してますね。

しかしいくら私が中性のような存在であっても
生物学的にも男は男なんです。
誰が何と言おうと、完全なる男性です。

本当に男性恐怖なら、私でさえも怖いはずです。
なのに私とは、まるで同性と話してるように
何の抵抗もなくお話されます。

じゃあその人が私に嘘をついてるのかと言えば
決してそんな風には思いませんが
実際目の前の男性(私)と話せてるんだから
男性と話も出来ないほど、近くに存在するだけでも怖い
とは言い切れないわけですね。

確かに怖いという印象はあるかもしれません。
はっきり言って私も男性が、というより、人が怖いです。
でも現実にコミュニケーションが取れないほどではありません。
怖いとは思ってても、現実には何とかなってるんですね。

つまり、怖いと思ってるような事でも
実際に体験して安全を確認する事で
恐怖も恐怖でなくなる、克服できるというわけなんです。(認知行動療法)

もちろんそんな簡単に上手くいくというものではありませんが
体験してみるという事は
それだけ何もしないのとは大きな違いがあるんですね。

ちなみに余談ですが
私は男性恐怖の方でも怖がられないのはいいんですけど
これは私、異性として見られないという事ですから
そういった意味では喜んでいいものやら嘆くことなのやら
ちょっと複雑な心境でございます。



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