どうしてこんなに悩み続けるのか? ~悩みの本質を知る~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

人がより良く生きようと思えば
愚痴や不平不満といったものが必ず出てきます。
それらは性格の問題でも何でもないんですね。

そして人は、不満を溜めておく事は出来ません。
どうにかして発散しないと気が済まないんですね。

ですから何としてでも発散するために
何かしらの態度や言動に現れるんです。
これは自分で意図してこういう風に発散しようと
意識して現れるものだけではありません。

独り言をブツブツ言うのでも
周りに愚痴を言いまくるのでもそう。
貧乏揺すりをしたりするのも
その一つの現れなんですね。
他にも直接暴力的な身体表現として現れたり
本人も無意識の内に起こるものもありますので
一概にこの人はこういう風に現れるなんて事は言えないのです。

結局これらの発散手段が他人との摩擦を生んだりして
悩みの根源になるわけです。

そしたら他人も、その事によって不快に感じたりしますし
それが心の悩みになってしまうのは、どうしても避けられないのです。
しかもこの循環は、決してなくなる事はありません。
この世から悩みというものがなくならないのも
人のより良くを求める心が、一つの要因であるとも言えます。

とはいえ心理カウンセリングも
より良く生きていく事を目的として行う心理療法なのですが
心理カウンセリングのそれは、悩みというのはあって然りのものとして捉え
その上で更に、より良く生きていく事を目指すものであります。
悩みと上手に付き合っていく方法とでも言うんでしょうかね。

これが私の言う、生き方を学ぶという事かもしれません。

悩みを生み出すより良くですが
より良くを求める事が、何も悪い事なのではありません。
より良くを求めるからこそ
人々の生活や暮らしが潤うんですね。
経済の発展や、いろんな分野での技術の進歩にも繋がるんです。

この事から
心の負担と悩みとは違うものであると言えます。

心理カウンセリングや、一般的に私達の言う悩みとは
主に心の負担の事を指して言いますが
実は悩みの本質は、全く異質なものなんですね。

今よりも、現状よりも更に豊かさを育むためのもの。
その中で自然に発生するもの。
それが悩みの本質であるわけです。

ですから悩みを、単に心の負担だと捉えずに
もっと前向きなものとして捉えてみると
いくらか心の負担も軽減されるかもしれませんね。

より豊かな人生のために
心理カウンセリングを通して
あなたの悩みの本質(答えや求めるもの、人生の目標・自己実現)を知り
一緒に取り組んでいきましょう。



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