禁煙ではタバコをやめられないワケ

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:健康・美容・ダイエット

世間では禁煙禁煙なんて言うてますけども
タバコをやめるには禁煙ではなく
卒煙でなければいけないんですね。

禁煙とは、単に禁止してる状態ですから
またいつか再開するかもしれないし
それまで我慢しなければならない(もしくは禁止の状態から解放されたい)
という意識がありますから
そこにいついつまでという、見えない期間があるわけですね。
無意識の内にそういう期間が設定されてしまってるのです。

つまり、禁煙しようとしても成功しないのは
この、いつになったら終わるのかわからない期間が設定されてるから
それまでずっと束縛だったり拘束状態が続くので
苦しくてまた元の状態に戻って吸ってしまうのです。

これは心理的な話ですよ。
もっと根本的な吸いたいイライラの原因は他の所にあります。

公共の場においての禁煙(一時的なもの)ならわかりますが
タバコをやめる場合には、卒煙でなければなりません。
禁煙だと、苦しい状態をずっと我慢して続けなければならないんですから。

単なる言葉の違いなだけで、目的は同じじゃないかと思われるかもしれませんが
実はそうとも言い切れないんですね。
単なる言葉の違いであっても、意識の持ちようが変わってきます。

人は禁止されるとしんどいんです。
我慢しなければならないので苦しいんです。

もちろんタバコには中毒性や依存性がありますから
意識の力でどうにか出来るものではありません。
やはり本当にやめられなくてお困りの場合には
禁煙外来に通って治療する必要があるのです。
(そういう意味では禁煙外来という言葉もどうかと思いますが)

禁煙は一時的なもので、期間が定められてるんですね。
この場で吸うな、やめろといったものが禁煙です。
無意識であっても、どこか強制力が働きます。

しかし卒煙は、自らタバコをやめようとして卒業するわけです。
卒業はお別れです。
拘束でも強制でもありません。

ですからこれからは、タバコをやめる場合に使うなら
禁煙ではなく、卒煙という言葉に置き換えてみましょう。
単に言葉だけではなく、同時に意識を変えてみる事もお忘れなく。



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