簡単な事なのに、出来る人と出来ない人の違いは何?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

例えばお酒を飲んで車を運転してはいけないという
こんな簡単な事ですら出来ない人も
世の中にはいっぱいいるんですね。

お酒を飲んで運転をしないという行為を
単なる一つの行為として見た場合
誰にでも出来る、非常に簡単な行為です。

にも関わらず、そんな簡単な事も出来ないような人が沢山いるわけですよ。
それで自ら大きな問題を引き起こしている。
しかもこのような問題は後を絶ちません。

ではなぜ、こんな簡単な事が出来ないんでしょうか?

飲酒運転という行為は問題だとわかってるはずなのに
しかもお酒を飲んで車を運転しないという
行為自体は簡単な事なのに。

これはつまり
あらゆる問題を起こしている原因は
全て自分自身にあるという事なんですね。

行為自体が困難なものであれば
努力の結果、その人自身が意図的に引き起こしたのですから
わざわざ改めて自覚しなくてもわかりますが
こんな誰でも出来る、簡単な事ですら出来ないんですから
やはり問題を問題たらしめてる原因は自分自身であると
意識して認識する必要があります。

だって、それが出来ていれば問題にならないんですからね。
しかも誰でも出来る、簡単な行為ですよ。

心の悩みでも、なぜそんな軽率な行為をしてしまうのか?
ここに焦点を当てて見ていかなければ
問題を何か他の原因にしてしまうと
何も解決出来なくなるんですね。

例えば今回の話では
そんなのは法律が悪いんだ
法律が変わればいいだなんて言い出せば
自分の問題を棚に上げて
原因を他の何かのせいにしてる(ここでは法律)と言えます。

人間関係や心の悩みもこれと同じで
原因を他の何かのせいにしていたら
いつまで経っても解決していきません。
だからその問題で、ずっと悩み続ける事になるんです。

悩みを何とかしたいと思ったら
自分自身を振り返ってみる事。
見つめ直して、自分と深く向き合ってみる事です。
例えそれを引き起こす原因(キッカケ)は他にあったとしても
他は関係ありません。
あくまで自分自身を見ていかないといけないんですね。

そしてそういう時間を持つという事が何よりも大事ですし
それを意図的に設けて、第三者が心理的サポートを行うもの
これが心理カウンセリングだというわけです。

心理カウンセリングは、解決策を教えるものではありません。
自ら学び、カウンセラーと一緒に考えていく事で
根本的なところから問題解決に繋げていくのです。

何でそんな簡単な、軽率な行動をとってしまうのか?
それをすれば問題になるとわかってるはずなのに
どうしてそれをしてしまうのか?
そんな事は自分でもわかりませんよね?
勉強でもわからなければ学びますし
本当にわかってたら(理解してたら)
そんな簡単に、軽率な行動はとりません。

この、学ぶ事をしないからこそ問題になるんですし
学ぶ事をするからこそ、問題解決に繋がるんです。

どうか難しく考えずに
気軽にカウンセリングを受けてみてください。

簡単に出来る軽率な行為でも
行動を起こせば(それをすれば)何か起こるように
カウンセリングを受けるという簡単な行為をする事で
それが問題解決という行為に繋がるんですよ。

つまり、出来るか出来ないかではなくて
やるかやらないかという事ですね。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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