なぜ失敗ばかりしてしまうのか? ~結果を求めるから失敗する~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

結果が良ければそれで良しと言いますが
必ずしもそれで良いとは限りません。

例えば警察の捜査で、たまたま指名手配犯を逮捕できたとしても
捕まえられたからそれで良かったとするなら
そしたら他の事件で逃走犯を追ってる場合も
また同じように捕まえられるかといえばそうではありません。

一つの結果が良くても、その過程に問題があるなら
次も良い結果になるとは限らないんですね。

そしたらそのやり方を見直さないと
結果だけを見てたら、それ以上全く成長できないんです。
あの時は上手くいったのにと、過去の成功体験にすがって
問題を何か他のもののせいにして済ませます。

何に問題があるのか、どこに問題があるのかなんて考えませんから
自らの行動を反省もしないし
結果だけ良ければそれ以上頑張る必要もないですし
そんな事で成長に繋がるはずがないんですね。

それでいて失敗の原因探しは得意なんです。
もちろん自分以外のものに対してを、とことん追及します。

結果は結果なんです。
努力の過程から生まれるものが結果なんですね。

ですからその過程で何の努力もしなければ
良い結果が出せるはずがありません。

カウンセリングには
体験過程(フォーカシング)という心理療法があるくらいですから
結果に繋がるまでの過程(プロセス)というのは、とても大切なんですね。

この過程を無視して結果だけ見ても
先程からお話してるように、成長には繋がりませんから
問題解決能力が身に付きません。
そしたらいつまでも同じような問題で悩む事になるのです。

最初にお話しした、警察の話でもそうですよね。
たまたま逮捕できたから良かったものの
それで逮捕できてなかったらどうですか?
あと一歩のところまで追い詰めといて
過程なんてどうでもいいといった
行き当たりばったりのやり方で通したために
逮捕できなかったとなれば大問題です。

それでも結果さえ良ければそれでいいですか?
そもそもそれで、結果が良くなると思いますか?

普段から自分のクセや慣習から生まれる問題点を振り返り
自分の考え方や行動を反省して向き合ってると
いざという時にきちっと対応できるようになるのです。
つまり、問題解決能力を身に付けられるのです。

それが結局、良い結果へと結び付くんですね。

いかがでしょうか?
結果ではなく、プロセスがいかに大事か
お分かりいただけたでしょうか?

心理カウンセリングも、プロセスを大事にします。
だから結果が良いか悪いかで物事を見ないんですね。

この事からもわかるように
心理カウンセリングはすぐに答えを求めません。
結果を急ぎません。

大事なのは、プロセス(=体験)を通して
いかにあなたが成長するか。
どういったプロセスで成長に繋げていくかなんです。

そしたらやがて、強い心で人生を生きて行けるようになります。
周りに振り回されない、強い心が手に入るのです。

自分の人生に対してどういう結果を出せるか。
全てはあなた次第です。

そして私は、そんなあなたのお力になりましょう。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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