頑張り屋さんとは、実は無能な人の事だった

2012年6月21日

テーマ：なるほどおもしろ心理学

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

またしても物々しいタイトルですが
タイトルに踊らされないように内容をご覧くださいね。

仕事や面接なんかのシーンで、あなたはどんな事が出来ますか？と
個人の能力が問われるような事があります。

このような、本当に個人のスキルに限定して言わなければ
個人の能力といっても、人間一人が出来る能力の事ではないんですね。

他者の力を借りてでも達成出来るのであれば
それも立派な能力なんです。

個人のスキルはもちろん、生まれ育った環境
人脈、経済力、運など、全てをひっくるめて見た能力が
その人個人の総合的な能力と言えます。

自分一人では何も出来なくても
もし経済力があるのであれば
お金を出して人を雇い、代わりにやってもらって達成する。
これもその人本人の能力です。

他者の力を借りようがどんな手段を用いようが
あらゆる手を尽くして遂行する能力こそ真の能力なんですね。

例えば歴史上の人物で、織田信長が一人で何かを達成出来たでしょうか？
秀吉が一人で天下を統一出来たでしょうか？
家康は一人で江戸幕府の繁栄をもたらした？

どんな偉人であっても、本当に一人の力では何も成し遂げられません。
自分の持てるあらゆる手段を総動員してこそ
その人の持つ能力だと言えるのです。

つまり、何の力も動員出来なければ
いくらある能力が突出して優れてようとも
そこらの一般人として終わっていくんですね。

信長が本当に人の力も頼らず一人ぼっちだったら
あるいは一人で何とかしようとする人物だったら
歴史の教科書に名前が残るような事はなかったでしょう。

これは現代の社会でも同じです。
人の力を借りる事は恥でも何でもありません。
一人で頑張る事が偉いのでも何でもありません。

むしろそういう人が、能力のない人だと言えるんですね。
（生きてても何の価値もない、無能者だと言ってるのではありません）

もしあなたが一人で頑張ろうとしてたり
目標達成しようとしてるなら
それらは決して叶う事はないでしょう。

一人で頑張ろうとしたり乗り越えようとする事が
いかに何も考えてないかという事がおわかりでしょうか？

エベレスト山脈に一人で登頂チャレンジするくらい
無謀な事をしようとしてるんですね。
太平洋を自分一人だけで、泳いで横断しようとするようなもんです。
そんなのは英雄でも何でもありません。
それを無能と言うのです。

問題や悩みを解決したいのだってそう。
一人で頑張って努力したって、誰も褒めてくれません。
もしかしたら哀れに思われるだけかもしれません。

人の力を借りる事や、人に頼るという事は
恥ずかしい事やあなたが弱いのではなく
そういう事が出来るんだという、立派なあなたの能力なんですね。

つまり、一人で頑張ろうなんて人は、ほんとは何の能力もない人。

本当に何か問題を解決したかったら
人の力を借りてでも遂行してみてください。
自分はどこまで周りの力を動員出来るか？
これもあなたの持つ、立派な能力なんですよ。

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