子供のワガママに付き合わない

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:教育・子育て

嫌やったら食べるな。

私が子供の頃はこう言われて育ちましたし
好き嫌いなんて言ってたらご飯を与えてもらえませんでした。
大きくなった今では感謝してますし、その通りだと思いますね。

それにしても今の子供は
少し甘やかせ過ぎではないでしょうか?
何とか食べさせようとはするけど、嫌なら食べなくてもいいんだ。
好きなものだけ食べてればいいし、食べられるのが当たり前。

食事以外の事でも甘いなぁと思いますね。

もちろん甘やかされてる子供ばかりじゃないですよ。
虐待じゃないかと思うような扱いをされてる子や
実際に虐待を受けてる子も沢山います。

しかし虐待と厳しいのとは質が違いますからね。
近年はちょっと厳しいだけでも、何でも虐待扱いです。

今回はそういった虐待の話とは別に
子供のワガママに付き合うのをやめると
親や先生らの負担や気持ちも楽になるというお話です。

嫌なら食べなくてもいい。

何も憎くて無理やり嫌いなものを食べさせようとしたり
食事を与えないんじゃない。
良かれと思ってやってるわけです。
それぞれご家庭の事情もありますよね。

それをなぜ子供に気を遣う必要があるんですか。
なぜ子供のワガママに付き合う必要があるんですか。
子供に嫌われたくないから?

子供の方が親に嫌われたくないんです。
子供に遠慮する必要なんてありません。
子供を操縦しようとするからしんどいんですよね。

子供なんてのは
自分の生き様を見せて育てるくらいで丁度いいんです。
もちろんそのためには、自分が頼りないようではいけませんけどね。

嫌なら食べるな、嫌なら寝るな、嫌なら出て行け。
物が欲しければ努力をしなさい。
自分のワガママが通じると思ったら大間違いです。
そんな事では協調性が身に付きません。

子育てで必要なのは自立心です。
心理的には自律心ですね。

この自律心が育たないと
いくら知識だけ育っても、いくら何かの技術に優れてても
社会に出て生きていくには辛い思いをしなければなりません。

何でも与えるだけではダメなんです。
お手伝いでも何でもさせて自律心を育ててやらないと
カワイイから、嫌われたくないから、はいやってあげようでは
本当のその子のためにはなりません。
それは自己満足というものです。
自分がそうする事で満たされたいからです。

将来しんどい思いをするのは自分なんだよと
教えてあげる必要があるのです。
言葉ではなく、態度(行動)でね。

檻の中でヌクヌクと育った動物が
ある日野生の世界に放り出された時
一体どんな運命が待ち受けてるでしょうか?

私の話は厳しいように聞こえるかもしれませんが
何も厳しくしろ、甘やかすな、虐待をしろと言ってるのではありません。
子供と接するのに、愛情と優しさは欠かせません。

ただ、あなたが子供のワガママに振り回されてませんかと
こう問いたいわけですね。
子供に振り回されてどうするんですか。
自分の事は自分でやるようにさせたらいいんです。
それが嫌ならしなくてもいい。
それで困るのは子供自身なんです。

あなたは将来困らないようにやるだけの事は精一杯やった。
後は子供自身の責任です。
どうか子育てに力を抜いてください。
難しく考えなくてもいいんです。

そして子育てには周りの協力が必要です。
決して一人で育てなければという意識は持たないでください。

もし何か負担に感じるようなら
遠慮せずにどんどんご相談ください。
まずはあなたの感じてる負担を軽くしましょう。



ご意見ご感想、あなたの聞きたい事を聞かせてください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
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併せてお待ちしてます。

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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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