マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

ミスコミュニケーションになる理由

2020年9月13日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 夫婦問題 相談プラス思考 トレーニングパワハラ問題

セミナーや異業種交流会に行くと初対面の人に会う機会が多くなります。初対面では数秒で第一印象が決まると言わています。

まぁ、第一印象が悪くても会う機会が多ければ好きになることがありますが、その逆もあります。たまになら我慢できるけど長時間はムリ! みたいな(笑)

相性が悪い人と話していると「これだけ話しても何で理解してくれないの!」なんてことになり、話せば話すほどギクシャクするだけ。

認知フィルター


これにはこんな理由があります。相手の言葉が自分の認知フィルターを通り、あなた言葉に翻訳して判断する。これが下記の3つの認知フィルターです。

「省略・削除」 「歪曲」 「一般化」

この認知フィルターを通った一般化した言葉は、あなたも日常よく使っているはずです。「みんな○○さんの悪口を言っているよ」

「みんな」って言ってるけど実際は2~3人かもしれないのに、まるで関係している全員が○○さんの悪口を言っているように聞こえるのです。

これが3つのフィルターの1つ一般化です。このようにフィルター1つをとっても正しい情報のやり取りができない。これに感情が入ると内容に尾ひれが付くのは目に見えてます。

解り難くて欠けた情報には、メタモデルの質問です。
例えば、「あなたが言ってる「みんな」って誰なの?全員なの?」などと相手の気持ちを損ねないように質問してみる。

相手を尊重しながら質問すれば、会話が広がるばかりか相手も自分の思い込みに気付くかも知れません。

実はこのメタモデルの質問はコーチが使うスキルで、私たちが使う会話には欠けたところがいっぱいあり、この質問によって修復できるわけです。


今回は認知フィルターの一般化の話でした。

コミュニケーションは、双方の認知フィルターを通って会話をしているので、一見、成立しているように見えますが、実は正しい情報はあまり伝わってなくて、お互いの発展的な解釈で成り立っていることが多いのです。

地図

目的地は同じでもあなたと相手は、別々の地図を見ています。時々、双方で居場所を確認をしないとお互いとんでもない場所に行くことになります。これが気心が知れた間柄なら修復可能ですが、ビジネスになるとそうもいきません。





終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。

この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。



今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。

あなたにも気付きがありますように



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「共通言語で話す」
ミスコミュニケーションは相手の言語で話していない




【小さな実践】
友人や夫婦で、一般化された言葉を見つけて問いかけ合うトレーニングをしてみる 但し、揚げ足取りはしないように

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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