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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

他者と違う正しいこと

2020年6月26日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: おもてなし サービスセクハラ問題人材育成 研修

今回は当たり前のことだけど、当たり前だと思っていないことをお伝えします。

人間は真っ白な状態で生まれます。日本人でありながら学習しない限り、日本語も話せないし理解もできません。

血がつながった親子でも両親の知識も概念も受け継がれていません。もちろん、真っ白と言っても、人間の生存本能的なものは遺伝子情報に入っています。

赤ちゃんは両親、特に母親の言動を見様見真似で学習し、成長とともに周囲の濃い人間関係の影響を受けて概念や価値基準、固定観念などが形成されます。これがいわゆるマインドセット。

ある程度、体験や経験、知識がついてくると、自分が正しいと思うことで行動し、自分を基準に他人の評価をします。これが他人への期待値に繋がります。

「正しい事」は人の数だけあります。宗教、法律、モラルや仲間意識、趣味などで、ある程度グループ化はできますがプライベートの細かい部分は、個々、皆んな違います。

男と女、親と子、姑と嫁、嫁と亭主、上司と部下など、立場や状況、歴史、年代、経験など、正しい事はそれぞれ違うということは、ほとんどの人が理解しているはずです。

ストレスを抱える女性

自粛警察


他人に自分の正しさを求めることでトラブルになることはよくあることです。今回の新型コロナウィルスでステイホーム中、パチンコ店の営業などで自粛警察なるものが出没しましたが、自粛はあくまで自粛ですから強制力はありません。

パチンコ店にも「正しい事」があるし、お客も「正しい事」と思っているから店側は営業し、お客は遊びにも行くわけで、それぞれの立場で正しい事が合致したので行動したのでしょう。

自粛でのトラブルは家庭でもあります。リモートワークでご主人が家に居れば、お互いに「正しい事」がない中で夫婦喧嘩が始まります。

特に家事などは、ホームグラウンドにしている妻が暗黙のルールを作っています。妻にとっては正しくても、普段、家に居ないご主人にとっては正しくないことが観えてきます。

他人に自分の正しさを求めていると静かな不満になります。極論を言えば、トラブルなくコミュニケーションを取ろうとすれば、他人が正しく自分が間違っていると考えるのがベスト。何度も言いますが、極論ですよ(笑)

「自分が正しいと思うことは自分だけで行ない、自分が正しいと思うことでも他人には強要しない」これが今のようなギスギスした状態の時には、意識しておいた方が良さそうです。



あなたの状況・状態・環境などに合わせて当記事の内容をアレンジし実践して下さいね。人はアウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。

もう1つ大切なこと、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。もったいないです。



今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。

あなたにも気付きがありますように



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「激怒した相手の逃げ道を用意する【人間の本質】3」
「快」を求め「痛み」を回避を利用する


 

【小さな実践】
相手が正しくないことは「そんな考え方もあるんだ」と割り切るか、「それがあなたの正しいことなのね」と一旦、受け入れてみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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