睡眠中に自動で問題解決する
今日まで脳の三層構造の「爬虫類脳」から前回の「哺乳類脳」に続き、今回は「人間脳」のお話です。
人間脳は理性脳ともいわれ、大脳新皮質(左脳・右脳)で言語機能、学習能力、創造的思考能力、空間把握能力などをコントロールしています。
例えば、目的を達成したいとか、人間的に成長したいというような思考が人間脳の特徴で、未来に向けて成長するという思考力がなければ、禁煙やダイエットというような将来を見据えた学習はしません。
私たちは「爬虫類脳」「哺乳類脳」「人間脳」これらの3つの脳が連動しながら高度な情報処理を行なっているので、これらを個別に機能させることはできません。そもそもこれが、人間脳がいくら成長したくてもできないで苦労する原因です。
いくらダイエットしようとしても、爬虫類脳は「今までどうりで良い」と言い、哺乳類脳は「面倒くさいことは嫌い!」と言って人間脳をコントロールするのです。
逆に言うと、爬虫類脳と哺乳類脳を上手にコントロールして人間脳を応援することができたら、私たちは考え通りに成長できるはずです。
人間脳とは
人間脳の体表的な前頭葉の中に前頭連合野があります。ちょうどオデコの裏側にあたります。前頭連合野は、情動のコントロールや、論理的な判断、未来の予測・判断・計画を行ないます。
前頭連合野は大脳皮質の約30%を占め、前頭連合野は20年以上成長し続けると言われています。この前頭連合野にストレスがかかったり疲れてくると爬虫類脳の短絡的な思考になり怒りに繋がります。
次回は人間脳の鍛え方をお話しようと思います。
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「科学的なストレス軽減法」
呼吸でストレスを軽減する
【小さな実践】862/1000
爬虫類脳と哺乳類脳を上手にコントロールする方法を思いつく限り書き出してみる