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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

心筋梗塞で倒れた人に躊躇なくAEDを使えますか?

2019年6月16日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:人生の軌跡と羅針盤

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「AED」


今回は、私が心肺停止で倒れた際にお世話になった神のような機械の話。AED(エー・イー・ディー)は、Automated External Defibrillator の略語で、「自動体外式除細動器」というそうです。

ちなみに京都市内の防災本部に登録されているAEDは約3000台と聴きました。民間を入れたらもっと多いように思いますが、まだまだ少ないのが現状のようです。

AED

AEDの種類もこんなにあります。家庭用に販売されているものを含めると何種類にもなるでしょう。AEDは、突然、心臓が正常に拍動できなくなった心停止状態の心臓に電気ショックを行い、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器。

実は私は心肺停止になるまで、AEDのことを大変な誤解をしていて、講習を受けるまで、AEDは拍動しなくなった心臓に電気ショックを与えて再拍動させる装置かと思っていました。

ところがAEDの本来の役割りは、心停止の最も一般的な原因である心室細動(心臓が痙攣を起こした状態)の際、電気ショックによって正常な拍動に戻す装置とのことです。

つまり、AEDは心停止により突然倒れた人に対して、必ずしもすべて有効ではなく、AEDが有効に働くのは心室細動による心停止に対してのみだそうです。

しかし、倒れている人が心室細動かどうかはAEDを装着してみるまで解らないので、AEDが作動しない場合にはAEDの音声の指示に従って人工呼吸、心臓マッサージの心肺蘇生を続けなければいけないということです。

医療従事者なら、当たり前の知識でも、私たち一般人は知らないことです。例え、最低限の知識でも人ひとり救えるのであれば、身に付けておきたいものです。心室細動や心室頻拍がどのような状態かというのは検索してみて下さいね。



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小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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