マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

質問コーナーで参加者に行動してもらう

2019年3月31日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:困った時のハウツー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

セミナー・講座の質問


講座や研修を開講する際、質問時間を設けていると思います。参加者から質問された時、内容がまとまってなくてよく理解できないことがあります。

内容にもよりますが「どういうことでしょう?」と、質問者に逆質問しました。これは正解でしょうか?

質問が解らなければ質問者に聞き直すのは正解です。まずいのは質問者に聞き直すことに気を使って、思い込みの解釈で答えたことはありませんか? 結果、質問者にとって、あやふやな回答になってしまいます。

これは質問者自身が理解できていないところが明確になっていない状態で質問をすることがあります。そんな状況で、いくらあなたが誠実に答えたとしても、質問者にとって本当に知りたい部分に刺さらないのでモヤモヤ感が残るだけです。

こんな時にとても有効な解決法があります。それは、質問者が質問した内容を、あなたの解釈でよいのでフィードバックすることです。

つまり、「○○を応用するにはどうしたらよいのでしょうか?」という質問がきたとしたら、「○○を応用する方法を知りたいのですか? それともどのような時に応用するのかを知りたいのですか?」

という、あなたの解釈で質問してあげると、質問者が本当に知りたいことが明確に引き出されます。

セミナールーム

質問を呼びかけても「シーン」ということもあると思います。誰かが最初に質問してくれると、それが呼び水になりますが、誰からも質問がない場合は、あなたの方から、講座の内容で解りにくかったことを補足説明したり、以前、質問があったことについて説明していると質問の呼び水になります。

実際、参加者は、モヤモヤ感があっても理解しているような気持ちになっているので、質問が見つからないことが多いのです。しかし、自宅に帰って他者に説明したり、自分で見直していると解らないことが出てきます。

でも、その時点では、講師に連絡して質問することが事態、ハードルが高くなっています。参加者と講師の双方の立場で、参加者の行動に繋がる講座はこのような配分です。

講座の内容60%
質問20%
参加者が実践できる課題20%、

このような配分が理想的ではないでしょうか。




【小さな実践】501/1000

予め質問を予見し回答を用意しておき、新たな質問は、次の講座の質問コーナーの呼び水質問に加える

この記事を書いたプロ

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小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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