マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

俯瞰して自分を観るトレーニング

2019年2月22日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: トレーニング方法

歳を取ると気が長くなるという人と、より頑固になって怒りっぽくなる人がいるといいますね。私は若い頃と比べて、他者に対する怒りは少なくなりました。

数年前にアンガーマネジメントを学んだおりには、既に怒りを人に向けることは、ほとんどありませんでした。

私が怒り難くなったキッカケは、高校生の頃、流行ったテレビドラマの主人公に憧れて、その主人公の人格を真似ていたおかげで、友だちとのコミュニケーションや生き方まで学ぶことができました。

それでもある時期には、自己啓発の本を読みあさりましたが、本では中々理解できないし実践もできませんでした。

しかし、これからお伝えすることは、あなたひとりでトレーニングできるスキルなので何かのヒントになれば幸いです。

女性と本のイメージ

幽体離脱トレーニング


あなたは反射的にイラッとした時、どのように対処しますか?

私が実践しているのは、強い怒りを感じた時・イラッとした時・しんどいと思った時・緊張した時など、自分がどんな行動(表情)をしているか他者の目玉で想像するようにしています。

解りやすく言うと、意識して行なう幽体離脱のようなものです。これからやり方をお伝えするので試しにやってみて下さい。

例えば、あなたが参加した飲み会の場面を思い出して下さい。場面がイメージできた時、その場面の中に、あなた自身が居ますか?

例1 思い出した場面の中に、自分の姿はなく、自分の目で周囲を見ている状態。

例2 場面の中に、周囲の人も自分も見えて、まるで別の自分が俯瞰しているように見えている状態。

どうでしょう。この2つの例で、あなたはどのように見えましたか?

ディソシエイト


最初はほとんど例1のように自分の姿は見えませんが、例2の自分が俯瞰して見えるように強くイメージしていると段々見えるようになります。このような状態を専門用語でディソシエイト(物事を客観的に見ている状態)といいます。

NLPをご存じの方は理解できると思いますが、この状態になると冷静に自分や周囲を客観視することができます。

トレーニング方法は簡単です。

携帯電話を機内モードにし、静な部屋で椅子に座わり目を閉じて、あなたの後ろ姿をイメージして下さい。後ろ姿が浮かぶようになるまでイメージして下さい。

後ろ姿がイメージできるようになったら、俯瞰して見る位置を少し上げていき、自分の後方の高い位置から自分が居る部屋全体を見下ろすように俯瞰して下さい。

あなたと部屋全体が観えるようになったら、今度は目を開けてトレーニングです。それができるようになったら、次は椅子に座っているあなたに「何を感じていますか?」と問い掛けてみて下さい。

自分のココロが不安定になった時、ディソシエイトすると冷静になれるはずです。先程の事例で、あなたがどちらでイメージできるか過去の出来事を回想してみて下さい。個々で差がありますが、最初からディソシエイトが得意な方もいます。

ある程度、慣れると電車の中でもディソシエイトできるようになります。あなたはすぐにできないかもしれませんが、諦めずに続けてみてみて下さいね。

きっと何かを発見できると思いますよ。



【小さな実践】
良いと思ったことは、最低3週間継続してみる

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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