マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

どこかにあるアイデンティティ

2018年4月1日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:認知症介護者の憂鬱

コラムカテゴリ:スクール・習い事

女性はいくつになっても「女」

お袋が実家で暮らしている頃は
美容院に同伴して白髪染めに
付き合っていました。

私が一緒に行くのは、
お袋が認知症であるゆえに
お金の支払いに苦労するので
同伴するわけです。

美容院の椅子に座ると、
髪がほとんど真っ白になってる
自分を見て「婆さんになったなぁ」
と子供のような笑顔をしている。

「お袋も女なんや」とつい口に出た。


お雛様


認知症の介護は大変だけど、
当の本人は分らないからいいよね~
なんて世間は言いますが、
私はそうは思わない。

1分前の記憶が消え感情だけは残る。
自分は何のために存在するのか
自己を自己として確信できなくなる。

私だったら死ぬほどコワイ!

それでも、
本人は分らないから
幸せだろうか・・・

いやいや、
本人は分かっているが
受け入れられないだけだ。

受け入れられないから
他者に怒りをぶつけたり、
ただ寝るしかないのです。

寝ている時だけは
元気だった頃に戻れるのです。



【小さな実践】
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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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