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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

コブシを振り上げた彼女 Part2

2018年2月1日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:コーチング・セッション

コラムカテゴリ:スクール・習い事

滅多に怒りを露わにしない彼女が、
友達にもらった服から始まった
彼女の怒りとは

Part1からの続き・・


怒り


今日は、
彼女に質問したところから・・

「腹がたった原因は
別にあるんじゃないの?」

しばらく考えて彼女はこう答えた。

「友だちは良かれと思って
言ってくれたけどね
太ってる女性は、大きいサイズなら
何でも良いと思っていることに
腹が立ったの」

やはりそんな理由かと思ったが、
彼女は少し考えて・・

「よく考えると、友だちじゃなくて
服に腹が立ったのかも」

服がダサかったってこと?
と聴くと、


「じゃなくて、私は職業柄、
作り手側から見るクセがあって、
もらった服はYの商品でね、
そのYの専属パタンナーに腹が立ってるの。

Yの服は安価で品揃えが多いけど、
太っている女性を一括りにした
デザインしかない。

量産だから仕方ないけど、
一歩踏み込んで、太った人を
タイプ分けすると、

・足が太い人
・腹や腰回りが太い人
・上半身が太い人

これらのタイプを、一括りに
”大きいサイズ”というまとめ方を
しているので、Yで販売している
大きいサイズの服を着ると
ダボダボで余計に太って見えるの」


と専門的な話になったので
ではどんなサイズがあれば
ベストなのか聴いてみると

「太った人の身体は
さっき話した3タイプなので
大きいサイズの中に、さらに
身体に合う3タイプを増やせば、
細かく合うサイズを選べると思う。

でも、お客さんは納得しても
会社の体質や商品ロスを考えると
出来ないね」


ここからは私の好奇心で、
どうして浅丘ルリ子さんが
彼女を専属デザイナーに選んだのか
聴いてみたところ、


インナーのデザインは、
上に着る服をイメージしながら、
デザインを起こす。

彼女はそれが得意だったので
指名されたとのこと。


太っている劣等感から、
彼女の「強み」の再認識と
眠ってたプロ意識が目覚めたことが
この雑談の大きな収穫。


人が変われるきっかけは
過去の怒りや悔しさの裏側にある
プライドや劣等感などを
素直に受け入れた時かもしれませんね。



【小さな実践】
忘れられない怒りの裏側に
あなたの強みになるプラスエネルギーが
埋もれていないか確認してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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