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「実行するかしないか」だけの違いが何故これほど大きいのか―目の前に突きつけられているテーマに経営者はどう向き合うべきなのか―Ⅳ

海江田博士

海江田博士

テーマ:地方再生と地域活性化について考える

[「営業」或いは「販売促進」がまるでわかっていない?]

「待ち」にしろ「願望」にしろ、いずれにしてもこちらから何のアクションも起こしていないので事態が変わることはありません。
これはものすごく当たり前のことなのですが、案外ここで止まっているケースは多いのです。

これはどういうことかというと「営業」或いは「販売促進」がまるでわかっていない、といったケースです。
7段階のうちの4段階目のここで止まってしまうケースがものすごく多く、ここから次の5段階目に進む絶対数は極端に少なくなります。
つまり残り5,6,7段階とあるのですが、実際は前半の4段階が大半を占めるのです。

この境目の決定的な違いは何でしょうか。
答えは極めて単純です。
「実行するかしないか」だけです。
ただこれだけの違いなのに、この違いが何故これほど大きいのか私にもわかりません。

ここで話を原点に戻してみます。

1、変わらなければならないのだが、そのことにすら全く気が付いていない。
2、変わらなければならないことはわかっているのだが、どう変わっていいのかわからない。
3、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあるのだが、どう実行すればいいのかがわからない。
4、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもなんとなくわかっているのだが実行に至っていない。
5、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもわかっているので試行錯誤しながら実践中である。
6、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもわかっているので、試行錯誤しながら実践したら改善点が見つかったので修正を加えながらさらに実践中である。
7、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもわかっているので、試行錯誤しながら実践したら改善点が見つかったので、修正を加えながらさらに実践したところ、新たなビジネスチャンスを発見したのでニュービジネスにチャレンジ中である。
―上記で番号を振った1番から7番までは、時代背景が変わってしまって事業業績が頭打ちである。
それどころか下降の一途をたどっている。
そこで「経営革新」の必要性があることはわかっている。
「経営革新」というのは当然今より良くなる状態を目指すわけだから、何か新しいことにチャレンジしなければならない。
長年、このことについては悩んできているのでボンヤリとではあるが、どんなことをしたらいいのかどんな風にすればいいのかは考えている。
しかし、具体的に手をつけるとなるとよくわからない。
どうしたらいいだろうか・・・―

という現状をできていない順番に1番から7番まで振り分けたものでした。



新しいことにチャレンジしようよ。

つづく

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海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

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