Mybestpro Members

海江田博士プロは鹿児島読売テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

「売り」を伸ばす―そもそも自分の「型」を持たなきゃあ始まらないでしょ―Ⅱ

海江田博士

海江田博士

テーマ:コンサルティングについて考える

「決算書なんか読めなくていい。」
これはかなり強烈なメッセージです。
実際、五藤さんのこういった見解を聞いて
「決算書が読めなくてコンサルタントができるか!」
と食ってかかった士業の方もおられたようです。

しかし、五藤さんのメッセージはシンプルかつ明快です。
コンサルタント候補の方に対しては
「自分にしかできないことで、企業のお手伝いができればいい」
と回答されています。
また、企業経営者に対しては
「未来の打ち手としての『経営者の夢や野望』」
という言葉を使っています。

つまり、独自の『売り』を持つことの大切さを述べておられるのです。
「攻め」の大切さ、と言っていいかも知れません。
一方で、「弱点を克服することについて」に対する見解も次のように書かれています。

― 企業は弱点をどれだけ克服する方策を考えても、真に強くなることは絶対にありません。
平均的に弱点がない…という状態をどれだけつくり出しても、企業としての魅力は上がらないからです。(中略)
弱点は文字通り、弱い部分です。
致命的にダメな点はさすがに問題ですから、せめて弱点くらいに収まる程度にはしなくてはなりませんが、それを平均点に引き上げたところで、たいして大きな効果など何もないということです。―

「できるだけ弱点がないように。つまり、平均点を上げるように。」
と小さいころから教育されてきた日本人には、少し馴染みにくい見解ではありますが、五藤さんのおっしゃるように企業経営においては、少々の弱点を矯正したところで大した効果はないのだろうと私も思います。


つづく

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

海江田博士プロは鹿児島読売テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ鹿児島
  3. 鹿児島のビジネス
  4. 鹿児島の税務会計・財務
  5. 海江田博士
  6. コラム一覧
  7. 「売り」を伸ばす―そもそも自分の「型」を持たなきゃあ始まらないでしょ―Ⅱ

海江田博士プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼